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都市ガスとLPガスとは
都市ガスとは、道路下に埋められているガス管からガスが供給されるガスです。
LPガスはLPガスの入ったボンベをガス業者が自宅まで配送して、各家庭ごとに使用するものです。
都市圏に住んでいると、都市ガスを利用している方が多いですが私のように地方に住んでいるとLPガスが圧倒的に多いです。
そんな私はずっと田舎に住んでいたため、都市ガスの存在自体を知らずに大学生となって初めて都市ガスの存在を知りました。
都市ガスとLPガスのメリット・デメリット
では、どちらがどうどのようなメリット、デメリットがあるかです。
やはり一番気になるのは料金についてです。
都市ガスとLPガスの料金
都市ガスとLPガスは同じガスの供給でも、料金の設定が異なります。
これは、都市ガスは公共料金としての位置づけられているので価格は電気代と一緒で、勝手に変更することができません。
LPガスは公共料金ではないので、各事業者で価格設定ができます。
まず、ここにビックリです。
勝手にガス料金はどこも同じと思い込んでいましたが、LPガスに限っては事業者が自由に設定できるようになっています。
私の住む地域でも、LPガス業者がたくさんあります。
そのLPガス業者間でそれぞれ料金が異なっているんですね。
実際に、近隣にあるLPガス事業者の料金表を確認してみると、たしかにLPガス料金の単価は異なっていました。
私が調べた限りでは、我が家で利用しているLPガス業者の料金単価は地域平均より低いことがわかりました。
毎月のガス利用料金の違い
続いて、都市ガスとLPガスではどちらのガス代が月々安いのかということを調べました。
これは、同じ熱量を起こすのにかかるガス代を比較すると、一般的には都市ガスが安くなります。
LPガスの熱量は1㎥あたり24,000kcal都市ガスは1㎥あたり11,000kcalなので、同じ体積であれば、LPガスの方が火力が強いです。
導入時の費用について
最後に、導入時の費用についてです。
導入時の費用について都市ガスは導入時に10万から30万程度の導入費を支払うことが一般的です。
これは都市ガスを新設する場合なので、貸家やアパートに入居している、すでに建っている建物にはほとんど関係ありません。
水道管と同じようなもので、その土地にガス管を引っ張ってくるのに費用が掛かってくるので最初に導入には費用がかかります。
これに対して、LPガスでは無償貸与といったことが一般的です。
しかし、この無償貸与には条件があり、15年は使用を続けるといった拘束期間が設けられることが多いので、導入費がかからない分、毎月のガス代に導入費を上乗せされているため毎月のガス代が都市ガスより高くなるという面もあります。
新電力同様にガス会社も比較できる時代
電力自由化により新電力会社が毎年電気供給シェアを伸ばしていますが、ガス業界でも同じことが起こっています。
ガス会社も選択することができる時代です。
LPガスの地域であればこれまでもガス会社を選ぶことができましたが、都市ガス地域ではガスの供給会社を選ぶことが難しいところもありました。
しかし、今では都市ガスの会社も消費者が選ぶことができます。
地域の大手電力会社がガスの供給事業を展開している場合もあれば、もともとガス会社で出発している会社が新電力事業を展開している場合もあり、公共料金と言われる電気、ガス、水道という事業にここ数年で競争原理が入ってきています。
競争が生まれるとことには必ず料金の値下げという恩恵が発生するので、時には公共料金を見直すと毎月の支出を抑えるヒントがありそうです。
プロパンガスの比較

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