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企業の経理担当者にとって家計とは
普段は会社で経理担当としてお金の管理をしている私が、普段の生活の中でも家計管理に必要だと考えていることを紹介します。
会社で管理しているお金の管理も家計の管理も基本は一緒です。
税務上の処理はありますが、普段のお金の動きを管理するのことは家でしていることと同じです。
お金の金額の桁が違うくらいのもんです。
家計管理の5つのコツ
その1 固定費を下げる工夫
毎月かかる固定費を下げることは法人、個人関係なく鉄則です。
光熱費、保険料、通信費、その他諸経費で毎月通帳から引き去りになっている金額をもう一度見直して下さい。
どれか引き下げられそうな固定費用がありませんか。
通信料については今では格安の通信会社が一般的になってきています。
同じように使っていても格安SIMに変更するだけで、費用は落ちます。
関連記事:格安SIMにはデメリットあり!通信料を安くしたいなら注意したいこと
生命保険料も自分のライフプランを考えて、見直しをすることで毎月の生命保険料を下げることができます。
生命保険も人生の3大出費(教育資金、住宅資金、老後資金)に匹敵するほどの支払いになります。
時には生命保険が本当にそれだけの保障が必要なのか見直してみましょう。
また自動車保険も通販型にすると大きく下げられることがあります。
保険代理店で自動車保険に加入すると保険代理店にかかる費用も保険料に含まれますが、通販型の自動車保険はその分の費用を節約することができるので保険代理店で加入する自動車保険料よりも安い保険料で自動車保険に加入することができます。
関連記事:自動車保険の保険料は安いのが一番
その2 給与天引きの積み立て
給与が入って給料日前に残った分だけ貯金をする。
この方式だとついお金が十分にあると思い無駄遣いに走る傾向が強いです。
給与から天引きされる財形制度がある会社であれば、財形制度を利用して通帳に入る前に積み立て分を控除してもらう方が貯金がたまりやすいです。
これは収入が増えるわけではありませんが、人の習性としてお金があると思っているとついお金を使ってしまいやすいので、通帳に入る前に給与から控除してもらう方が確実に貯まりやすくなります。
さらに通帳に残高が増えてきているのであれば、定期預金に振り替えるなどして必要以上の金額にならないような工夫も有効です。
定期預金も利息はほとんど期待できませんが、お金がたくさん入っている通帳を目にすることは無駄遣いを誘引します。
会社でもこれと同じように、納税用、借入返済用として毎月普通預金通帳から積み立てをしています。
その3 嗜好品を減らす
コーヒーやタバコ、アルコールといった嗜好品は、それ自体がストレスの解消となっていることもありますが、嗜好品に使うお金は毎日出費していると一回一回は小さな金でも確実に積みあがって大きな金額になります。
例えば、毎日ひと箱タバコを吸うと月単位では15,000円以上。
タバコとセットにコーヒーを自動販売機で購入すると月に4,000円以上。
これだけで月々2万円近い出費になります。
我慢はよくないですが、毎日の回数を少しずつ減らしていく、もしくは視覚的に回数を減らせるような工夫があると上手に減らしていけそうに思えませんか。
1年では24万円を嗜好品に使っていると考えると馬鹿にできない出費です。
その4 たまに自分にご褒美をする
これは無駄遣いを促しているようですが節約にもたまには息抜きが必要です。
節約に集中しすぎていると、我慢の糸が切れることがあります。
たまにはちょっとした自分にご褒美をしましょう。
それでまた頑張ろうという気持ちが起こる方が精神的にも気持ちよく節約ができます。
その5 借入金は極力しない
欲しい車があったりするとついローンを組んだりリースにして車を購入したくなることありますよね。
しかし以前紹介したように お金を生まない借り入れは将来の収入の前借です。
関連記事:会社員の借金は給料の前借りでしかない理由
また毎月のお金の回転を悪くすることで、精神的にもよくありません。
欲しいものがある時はお金を貯めてから購入しましょう。
管理というと固く考えてしまいますが、無理がないように気持ちよくお金の回転を良くすることが大切です。
そこに我慢があると長続きしにくいので、どうしたらお金の回転が良くなるかを考えてみると自分に適した方法が見つかります。
貯蓄は精神的に安定を与えてくれる
貯蓄が増えていくメリットは精神的な安定にもつながります。
借入金しかない生活と貯蓄が増えていく生活のどちらが良いか、それは貯蓄が増えていく生活の方が気持ちいいに決まっています。
借入金は必ず返済しないといけないという義務があるので、どこか精神的な負荷となっています。
一方、貯蓄が増えていくのは何かあってもなんとなるという安心感を与えてくれます。
貯蓄が増えてくれば、投資に向けることでお金がお金を生んでくれるという状態も作ることができます。
まずは貯蓄を積み上げられる状態を作ることが、将来的にお金がお金を生んでくれる状態を作るスタートにもなります。
お金の心配は家庭平和の基礎
家庭でお金の話で喧嘩をしたことはありませんか。
お金の話で喧嘩をすることほど時間の無駄であることは喧嘩の後に感じるのではないでしょうか。
お金さえあればしないでいい喧嘩も夫婦間ではたくさんあります。
お金が全てではありませんが、生活の上では必要なものであるので、いかにお金の問題を抱えないかということが家庭平和の基礎になってきます。
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