銀行の『目標』という名の『ノルマ』

銀行の目標は完全にノルマ

就職活動の時、『銀行にはノルマがありますよね?』という質問をする就活生がいました。

その時の採用担当者は『銀行はたしかに数字を求められます。それは自分に対しての目標であって、各自がその目標に向かっていくことで自己を高めていきます。あくまでノルマではなく、各自の目標はあります。』という回答。

う~ん、これ嘘。

銀行の目標は完全にノルマと言われるものでしたよ。

もちろん、どこの会社のどこの営業職も『目標』という数字がありますよね。
『目標』って?
『目標』と『ノルマ』ってどう違うの?

目標とは、実現、達成を目指す水準です。
一方、ノルマとは、個人や集団に割り当てられる標準作業量。

イメージにすると、『目標』は自発的な行動を促しているようですが、『ノルマ』となると一方的に与えられる印象ですよね。

black

先の担当者言うように、銀行でも『目標』という言葉はよく使われていました。

『今月の目標は定期預金1000万獲得します。 』とね。

じゃ、この 1000万って数字がどこからきているかというと、銀行ではその期の予算を達成するために、支店ごとに融資や預金、金融商品などの各目標数字が割り当てられます。
それを、支店の個人に割り当てて、各人の目標の数字というのができてくるわけで、1000万という目標は決して自発的ではないんですよ。

だから、銀行では『目標』という名の『ノルマ』です。

与えられた目標ですから。



目標と言い続ける銀行の管理者が気持ち悪い

なんか、このノルマという響きの悪さを隠すために目標という前向きに聞こえる言葉を使っている感じがもう気持ち悪いですよね。

実際は『ノルマ』なんだから、素直に『ノルマ』と言えばいいんです。

それとも、『ノルマ』がうちにはありますよ、なんていえば、新卒の学生にイメージが悪いから、社会的にイメージが悪くなるからとか考えての事ですか。
そんなことしているから、銀行って実際は『ブラック』だったなんて、言われるんですよ。

本当に目標の数字であるのであれば、各個人で目標を立てさせればいいじゃないですか。
そもそも、 労働契約の義務は、労働に従事することと、労働力の提供だけです。

結果を出すのは会社の役員の仕事。

それなのに、労働者に『目標』を達成しないと支店に帰ってくるなやら、 今月どれだけするんだよってプレッシャーの与え方は、違反でしょ。

もちろん、まったく数字が無いと仕事にならないので、数字は必要です。
だけど、それは自発的に取り組めるように数字を持っていくべきで、頭ごなしにくる目標は目標じゃないです。

労働者の自発性を引き出して、結果を達成することが管理者の取り組むべきことで、営業、渉外係を詰めていくことが仕事みたいに考えている管理者が、一時的に数字を上げて、そんな感覚で役員にまで上り詰めていく、その犠牲になった人たちがどんだけいるのか考えたことあるんですかね。

精神論だけでは成り立たなくなってきた銀行業界

この結果が今の銀行業界ですよ。

目標と言い換えたノルマが物語っています。

それまで精神論を語り、部下にプラッシャーを与え、無理な数字を作ってきた。

そんな銀行業界が今確実に縮小してきています。

いつまでも目標やノルマ、精神論で人が動く時代は続きません。

いかに消費者のためになるかを考える、選ばれる世の中のサービスになるためにはどうあるべきかを考えないといけません。

目標という名のノルマの崩壊と同時に銀行業界の崩壊が始まりつつあるように感じます。



関連記事:銀行員を辞めたいと思うことは逃げではない!今では銀行のブラック度は世間にも知れ渡っていること。

関連記事:銀行は評価の基軸をそろそろ考えなおしてみたらどうだい?



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です