銀行の金利競争勃発
今週一週間はずっと神経を使うことがありブログに更新もできずでした。
仕事に集中している時期には更新は鈍るようです。
そんな神経を使う出来事がコチラ!
銀行の金利競争
つい先日、日銀がマイナス金利を導入するということで金利の話題が増えていますが、タイミングよく私も今週銀行と借入の金利条件を調整していました。
メインバンクの地銀とだけ話をするとどうしても銀行は手を抜く傾向があります。
本来はもっといい借入条件を出せるにもかかわらず、担当者ががんばっていい条件を本部よりもらいましたという決まり文句を伝えてきます。
はたしてその条件が本当に一番良い条件なのかというのは、他行の借入金利の条件をみないと判断できません。
そういうことで他行にも声をかけさせてもらいました。
今回は地元の銀行ではない大手銀行に入ってもらい、借入条件の競争をしてもらいました。
結果どうなったのか。
想像の通りです。
最初に出してきた条件を比較するとメインバンクなのに、大きく条件が違いました。
借入金利に至っては2倍近い開きがあります。
さらに、借り入れの条件で大事なのは金利だけじゃありません。
保証人はどうするか、担保はどうするのか、この辺の条件もメインバンクはしっかり保証人、担保をとりますという条件。
一方で、大手銀行の借入条件では保証人なし、担保なしで良いですという条件。
これにはメインバンクの条件の悪さにあきれてしまい、心中が穏やかではありません。
心情として、条件が近いようであれば大手銀行はこの条件を持ってきているので、これより良い条件か近い条件を出せませんかと、メインバンクに有利にしようという気持ちもありましたが、あまりにも条件が違いすぎたことで配慮する気持ちさえも失ってしまいました。
メインバンクには一度考え直して欲しいという私の気持ちでそのまま上層部にも借入条件の比較を提示し、今回は他行である大手銀行から借入調達する案で了解をもらいました。
メインバンクの担当者の焦りよう
その後、それぞれの銀行に連絡をするだけなので、最初にメインバンクに『今回は他行で借入をします』と告げました。
すると担当者の顔色がみるみる変わります。
もしかしてこの条件でいけると踏んでいたのでしょうか。
それとも、状況を確認して2回目の条件提示を考えていたのでしょうか。
担当者からは『至急本部と確認して条件を変更しますのでもうしばらく時間を下さい』ということでした。
これにも私の心は穏やかじゃありません。
すでに、上層部にも許可まで受けているのに、条件の再提出ってことはまた振出しに戻ります。
担当者としては早く事を片付けていきたいので、この期に及んで条件の再提出となるとそれはそれで面倒事が増えます。
ただ、私もそこまで冷たくできないので条件の再提出に応じました。
但し、今日中に条件の再提出をしないとダメということで条件をつけました。
そして、その日に慌てて条件を再提出してきました。
今度は支店長付き。
すると、しっかり借り入れ条件を寄せてきているんです。
他行さんと同じ条件になったのはもちろんの事、金利も他行以下にしてきました。
はい、ここで再び私の怒りポイントがきます。
最初に提示した金利の半分の金利で2回目は提示してきたわけです。
もしも、他行が入っていなければ今回はその最初の金利で貸し付けようと考えていたわけです。
あまりに銀行として、メインバンクとして不誠実ではないですか。
こちらが、メインバンクだから配慮しないといけないという気持ちを踏みにじっているわけです。
条件はいい条件でしたが、経緯から行くと気持ちがいいものではありません。
条件面は同じでしたが、さすがにそのままメインバンクに決定するのは心情的に許せません。
メインバンクは後出しじゃんけんに持ち込んだわけです。
同条件に合わせるために他行へ再度条件変更を依頼
そこで、他行にもしっかりと同じルールの下で臨んでもらおうと、メインバンクの条件が変更になったので条件の再提出をお願いしました。
正直、これ以上は難しいかもしれない金利水準ではあったんです。
しかし、私の気持ちの中では条件面よりもメインバンクの不誠実な対応に対する怒りと一度反省して欲しいという気持ちの方がこの時点で勝ってしまっています。
他行には無理を言って、ちょっとでもいい条件であれば担当者として上層部に他行さんからの借り入れを今回推せるので頑張ってもらうようにお願いをしました。
すると頑張ってくれました。
金利だけの条件ではほとんど変わらないレベルでしたけが、わずかにだけ金利をメインバンクより下げてくれました。
これで、決まりです!
すぐさま上層部へ条件の変更を報告し、そのまま他行での調達が決定しました。
そして、この借入の回答を週明けにします。
今頃お互いにドキドキでしょうか。
条件提示は最初から誠実に対応して欲しい
途中ドタバタとなり、普段使わない神経をすり減らしはしましたが、条件面としては一番の条件で借入調達ができたのはよかったです!
また、今後のメインバンクの姿勢がどうなってくるのか、他行からの攻勢がどうなってくるか。
まだ案件があるので、次回の競争に注目です。
借入金利についてはその時の環境によって条件は大きく変わってきますが、とにかく取引先として最初から誠実な対応をしてもらわないと、後出しジャンケン程印象が悪くなるものはありません。
本気で仕事を取りに来るつもりなら、本気の条件提示を最初から見せてもらいたいです。
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