住宅建築したら持ち家にかかる維持費の目安

持ち家の維持費目安




持ち家に掛かる維持費の年額

持ち家を建築、または購入すると平均値としてどのくらい出費があるかを紹介した前回。

住宅建築を考えているならまずコレ!!住宅建築の建設費用と土地取得費用を想定してライフプランニングに反映しよう

本日は、持ち家を所有した後に維持費としてかかる費用を見逃していないかをチェックです。

自分の家を購入するのは人生の中でも1,2を争うくらいの大きな出費で、つい持ち家を購入する金額にばかり目がいってしまいますが、それ以外にも持ち家についてくる維持費用はたくさんあります。

忘れた頃にやってくる費用などもありますので、住宅の購入前にしっかり把握しておいてください。

住宅についてくる費用とその概算額

項目戸建て住宅維持費用額マンション維持費用額
火災保険40,000円25,000円
固定資産税55,000円150,000円
支払利息228,772円228,772円
融資実行時諸費用23,000円23,000円
修繕費100,000円
管理費200,000円
合計446,772円626,772円
※土地800万円住宅2,500万円の戸建て住宅と3,300万円のマンションを購入した場合の比較

一軒家とマンションそれぞれに付随してくる費用を年間額にして表にしています。

ただし、上記表を作成する上で前提条件がありますので表示しておきます。

  • 作成条件
  1. 35年間の費用合計を1年単位にして費用計上
  2. 借入金については総額3,300万円のうち500万円を自己資金、残り2,800万円を金利1.5%、期間35年、元利均等返済にて返済した時の利息合計を1年単位にして計算
  3. 融資実行時諸費用については保証料やその他手数料等を35年で按分
  4. 修繕費については10年毎に100万円の修繕費が発生することを仮定

といった条件のもと、持ち家にかかる費用をまとめています。

基本的には住宅の維持に関わる費用ですね。

一軒家の持ち家のほうが維持費が安くなる計算です。

一軒家とマンション維持費の大きな違いは、固定資産税のところです。

一軒家はほとんど木造なので、減価償却期間は22年です。

ところが、マンションは鉄筋鉄骨造りが多いので、減価償却期間は47年。

この差が固定資産税に大きな差が出ている理由になります。

22年を過ぎると、木造建築の一軒家評価額はほぼゼロになってくるので、固定資産税も土地の固定資産税だけになりますが、マンションは47年かけて償却していくので、評価額が下がりにくい仕組みで、評価が下がりにくいから、固定資産税も下がりにくくなっています。

そして、マンションの場合は見逃してはいけないのが、マンションの管理費

これもマンションの規模や価格によって大きく異なるので、それぞれの規模や価格に合わせた管理費が発生します。

また、一軒家でも10年から15年に1度は屋根の塗替えや瓦の塗替えなど、持ち家を長く綺麗に保たせるために100万~150万の出費も頭に入れておく必要があります。

これを1年当りにすると年間10万円程度の修繕費を別途積み立てておくと安心です。

さらに、住宅を購入する上で、一番の負担があるのが住宅ローンの支払利息

その時の金利情勢によって相当利息負担は変わってきますが、今回は年率1.5%の期間35年で計算しています。

年間にしていると、その負担感がわかりにくいかもしれないので、参考までに35年間の累計費用を一覧にしています。

35年累計費用金額

項目戸建て住宅維持費用マンション維持費用
火災保険1,400,000円875,000円
固定資産税1,925,000円5,250,000円
支払利息8,007,020円8,007,020円
融資実行諸費用805,000円805,000円
修繕費3,500,000円
管理費7,000,000円
合計15,637,020円21,937,020円

支払利息を見てください。

35年間で800万になります。

これは、金利を1.5%にしているのでこの水準ですが、1.5%より高い金利で調達している方はこれ以上の負担をすることになります。

もしも金利2%とかになると、通算1,000万円以上の利息を負担している可能性もあります。

では、戸建て住宅購入費と戸建て住宅維持費をすべて合計して、持ち家にかかる費用をすべて合算するといくらになるでしょう。

一軒家購入時

住宅購入費3,300万円 + 維持費 1,563万円 = 4,863万円

マンション購入時

マンション購入費3,300万円 + 維持費2,193万円 = 5,493万円

5千万円前後の費用がかかります。

この金額に耐えられる強靭な精神力を持っている方はぜひ購入を検討してみてください。

私は賃貸派なので持ち家の購入は今のところ考えてはいませんが、賃貸だとどのくらいの費用が発生するかもまとめてみました。

賃貸と持ち家の維持費比較

賃貸住宅の費用一覧

項目賃貸住宅費用額(35年分)賃貸住宅費用額(年額)
家賃25,200,000円720,000円
借家人保険175,000円5,000円
引越し費用1,000,000円28,571円
仲介手数料300,000円8,571円
その他費用600,000円17,143円
合計27,275,000円779,286円

条件は以下の条件で計算してます。

  • 家賃については毎月60,000円と仮定
  • 7年に1度のペースで住居の住替えをするものとする。(計5回)35年間にすると2,727万円
  • その他費用については、敷金や礼金等(家賃☓2ヶ月分)

この条件で計算すると35年間で2,727万円。

維持費とするとそこそこかかる計算になります。

ただし、持ち家派と違い、家の購入に当てるお金が出て行かない分は費用は抑えられます

よく『持ち家は資産になる』 とは言いますが、実際は35年も経過した持ち家、特に木造一軒家には資産といえるほどの価値は残っていません。

残っているのは土地の価値くらいで、家自体の価値はほぼ土地の価格に含められるくらいのものです。

マンションについては47年の償却期間ということもあり、35年経過後も一定の資産価値はあるかもしれませんが、それでも費用負担としてはかなりの大きい金額を負担することになりそうです。

これでも持ち家に憧れを持ちますか。

関連記事:持ち家が欲しくて35年の住宅ローンを組むリスクは超危険

関連記事:鹿児島県の空き家率は全国でも高い!建築中アパートが多いのは相続が理由

関連記事:【保存版】年間の自動車維持費についてまとめ



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です