農地の相続しても負の遺産にしかならない話

農地の相続は負の遺産の可能性が高い




農地の相続問題

以前より続いている、我が家の相続問題。

相続というほど資産があるわけではありませんが、問題は管理の問題です。

相続資産が現金だけだとわかりやすいですが、資産が土地に変わっていると面倒です。

我が家の実家は代々農業で生計を立ててきている家系のようで、畑や田んぼ等の広い土地があります。

父親はサラリーマンなので、父親の世代で農業とは離れてしまったのですが、実際に農家として生計を立てていなければ畑や田んぼはいくらもっていてもなんの役にも立ちません!!

これがかなり切実な問題となっています。

農地は売買が難しい

まず農地は売買がとても難しい不動産です。

基本的に農地の売買は農家の方にしか認められておらず、売買をしやすいように農地から宅地などの地目変更をするには市町村の農業委員会や県の許可が必要だったりするので、とにかく農地の売買はハードルが高いです。

市街地区域の農地ならまだ農地からの転用許可も通る可能性がありそうですが、私の実家が保有している畑や田んぼは農業振興地域です。

農協振興地域とはその名のごとく『農業を振興する地域』

この地域に入っているとさらに転用の難易度はあがります!

ほぼ転用不可能と考えていていいくらいのようです。

たとえ認められるようなことがあったとしても、許可されるまでに2年3年も待たされるようなこともあると聞いたので、農業振興地域の農地を転用するのは無理と考えていたほうが良いでしょう。

農地は管理も面倒

そして農地なだけに雑草の生育も良好です。

畑や田んぼは雑草が生えるんです。

しかも生育環境は完璧だからスクスクと雑草が生い茂るんです。

雑草を生やしたまま荒れ地になるのも使う予定がなければいいのでしょうが、周りも畑や田んぼということは、米や野菜などを作っているわけです。

我が家の畑や田んぼをそのままにしていると、隣近所の農地まで雑草が生い茂って迷惑をかける事になるので、結果として農業をしていなくても、雑草の手入れをしないといけません。

しかもそのまま雑草を放っておいたら農業委員会から雑草をきれいにしろという通達が来たりするらしいです。

農地を売らせにくくさせているのに、雑草の管理はしっかりしろとは農地を所有しているのはなかなかのやっかいごとです。

すでに田んぼは荒れ地になっている場所も

実は我が家の田んぼではすでに田んぼの利用を諦めて雑草をそのままにしています。

結果、田んぼは竹林になっています。

畑の方は借りてくれている方がいるので、なんとか雑草畑にならずに済んでいます。

広大な農地はあるのに農業をしなければ、農地を相続することは負の遺産を相続することといっても過言ではありません。

以前会社の仕事で農地からの転用は経験済み

参考までに、私は会社の相続ごとに関与したことがあり、その際に農地の売買を法人と個人の間で売買した経験があります。

この時は、ちょっとした事情があり、個人の農地を法人へ移さないといけなかったんです。

幸いにも個人の所有している農地周辺がすでに住宅地域になっていたおかげなのか農地を売買した後に何か事業をするために農地を転用するのであれば、農地の売買を認めるということで農業委員会に許可をもらえました。

それでは何をしようかとなり、結果、太陽光発電を作ることにしました。

ただ、農地の売買許可をもらうのにこの時も半年くらいはかかりました。

さらに途中太陽光発電の売買を電力会社が一時ストップさせる問題もありました。

この影響で、最終的に太陽光発電を稼働させるために2年の歳月を費やしましたが、なんとか法人と個人の農地売買を完了させることができたんです。

わりと売買しやすそうな農地売買の事例でも、行政書士の先生に頼りながら結構な労力を使ったので、我が家のような農業振興地域にある農地なんてまず農地から転用しようとするのは難しいでしょう。

それに今農地を所有している人はほとんど何かしらの公共工事にでもひっかからないかと考えているそうです。

公共工事であったり、大型ショッピングセンターの出店だったりといったことに引っかかりさえすれば、負の遺産になっていた農地がまさに大金へ生まれ変わる可能性だってあるわけです。

我が家の農地に関してはそんなことがあるような場所ではないので将来的に負の遺産のなすりつけ合いになる気配がムンムンとしています。

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