相続未登記の農地が4割ある他人事じゃない話

相続未登記の農地が4割問題




相続未登記の農地は4割

つい先日、祖母の相続で家族間の相続問題が勃発中の我が家。

実家の相続手続きで不動産登記簿謄本を取得して発覚したこと

法定相続人が少ない内にそれぞれの相続分を確定させておかないと、誰しもが相続問題に関係ないとは言えない話

その中で、農地の話題も出てきていましたが、タイムリーに先日こんな記事がでています。

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鹿児島県の4割の農地は相続未登記です。

そして、我が家の相続問題に含まれている農地も当然に相続未登記状態です。

まだ私の祖父の名前のまま農地は残されています。

ただ固定資産税はちゃんと課税されています。

固定資産税は市町村の税金なので、役場の職員さんがしっかり所有者であろう人を管理しているようです。

そもそも農地なので固定資産税の課税評価額微々たるものですが、さすが町役場の職員さんです。

そして、内容を読んでいると鹿児島県の離島や大隅半島は誰が相続しているのかはっきりしていない農地が多いとも書かれています。

これについては地方のお年寄りほど法律関係に無関心な方が多いので、そのとおりだろうなと言う感想です。

曖昧な約束事の上に成り立つ関係

田舎の人間として感じることは、人と人の約束事が口約束で済んでいることが多いということです。

○○さんが良いって言ったからこの土地を借りている。

▲▲さんが1ヶ月だけお金を貸してくれと言ってきたから貸してあげた。

このようなお金や権利に関わることもかなりの場合口約束で済んでいることが多いのが田舎です。

よく知っている間柄であればまだ理解できますが、そこまで知り合いじゃない間柄でもこのようなやり取りが通っている状況があります。

わざわざ契約ごとにすることが面倒だったり、世間的な目を気にしたりその土地柄の事情はあるのでしょうが、約束事が曖昧に成り立っている場面を私は小さい頃からたくさん見てきました。

そんな土地柄ですから、相続の手続きをそのままにしていることなんてあって当然でしょう。

少なくとも私の周りで相続で手続きをしたという話をあまり見聞きしません。

あまり触れずにもしも利があるような出来事があれば平等に分け合いましょうという曖昧な感覚があるのかもしれませんが、法律的な意識が希薄であるのは確実です。

実際に私の父親と叔母の関係もそうでした。

我が家の相続未登記の話

基本的に祖母の遺産である農地等を管理していたのは私の父親でしたが、叔母も『もしも畑が高くで売れるような時は分けてね』的なことを話していたようです。

そこは兄妹間の話ですから、関係のない私は口の出しようもないですが、他人目線で見ているとそんなゆるい感じで話が流れていくのは驚きです。

管理はしていないけれども、おいしい話はちゃんとして欲しいということです。

この話を聞いてしまったからには、関係ない私も少し首を突っ込んだのが今回になります。

今は関係なくてもいずれは私にも降りかかる問題にもなるわけですから、ここは相続登記の問題まで一斉に片付けてしまおうというのが今回の我が家の相続問題になっています。

ただし、祖母が持っていた農地やその他の土地も現実的に評価はあまりありません。

ほとんど高値で売れるようなことは可能性なしです。

ただし、管理せずに叔母のおいしいとこだけをいただこうという根性は気に入らないのでしっかりと私も話は聞いておきたいというところです。

どっちが管理して、土地の所有をどのようにしていくかしっかり線引きしましょうと。

叔母の家族が今後すべて管理をするというのであれば、すべて叔母に渡しすのもいいでしょうし。

叔母の家族が幸運にも土地を高値で売り抜けれたとしても今回取り決めたことで将来何が起きてもお互い干渉なしです。

ただ責任は持たずに利は持っていこうというのは許せないですよね。

田舎では契約・法律の意識が低いので啓発が必要

田舎の方ではこのように、権利や法律関係の話にはゆるく成り立っている面が多々あります。

しっかりした書面に残しておかなかったばかりに人がいい方が大きな負担を強いられることもあり、そんな立場になってしまったことだって見聞きしたことがあります。

時代が変化してきて人の権利意識や法律の意識が強くなってきている現代でもこんなゆるい関係がいまだに成り立っている地域があるわけですから、公共機関がうるさいくらいに啓発していかないとこの問題は改善しないでしょう。

まだ緩い関係で今まで過ごしてきた方が残っているわけですから、今後も相続未登記の農地を始めとした土地や建物は増えていくばかりです。

そして、代が引き継がれていくほどに複雑になっていく登記の問題もあり、どこかできれいにしておかないと後の代になっていくほどややこしい問題が増えていくような予感です。



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