地方銀行では労働組合の幹部は出世コース!銀行と労働組合の関係とは

労働組合




地方銀行における労働組合とは

私が銀行にいた当時、労働組合は存在しており、2つの労働組合が活動をしていました。

1つの労働組合は銀行方針に寄り添いつつ、労働者側の銀行員の処遇も改善していくことを目指す労働組合でした。

もう1つの労働組合は銀行の方針などとは関係なく、集合時間や雇用契約の遵守を徹底する、銀行側からするとやっかいな労働組合です。

その当時は前者の労働組合にほとんどの行員が所属し、後者の労働組合には数名しか所属していませんでした。

そんな労働組合ですが、大学を卒業し、入行してすぐに労働組合に所属。

そもそも労働組合とはどのような組織なのか、よく意味もわからず組合費を控除され、労働組合に加盟させられていました。

まず、労働組合とはどのような組織になるかというところから調べると、Wikipediaでは以下のようなことが書かれています。

労働者の連帯組織であり、誠実な契約交渉の維持・賃上げ・雇用人数の増加・労働環境の向上などの共通目標達成を目的とする集団である。

その最も一般的な目的は、「組合員の雇用を維持し改善すること」である

本来の労働組合とは労働者の立場を改善していくことを目的にした組織なので、労働者側の待遇が改善されていくのであれば銀行側とどのように向き合っていくのかどうかは特に問題はないことになります。

そんな労働組合ですが、地方銀行における労働組合と銀行との関係は、私の所属した銀行では出世コースの一つでした。

労働組合の幹部は出世コースの一つ

労働組合と聞くと、つい経営側と闘う姿が想像されますが、私が所属していた行員のほとんどが所属している労働組合は、基本的には銀行の方針に寄り添いながら労働者側の待遇を改善してくことを目指す労働組合でした。

この労働組合の幹部になるというのは、行内では出世コースにのる方法の一つでもありました。

労働組合で全組合員を取りまとめる幹部になる行員は、ほとんどが後に他の行員よりも早いペースで昇進をしていっていたので、労働組合で全体を統率している行員は銀行側からも一目置かれていたのでしょうね。

普段の仕事もしながら組合活動まで行動できる行動力や多くの組合員をまとめ上げる統率力、昇給や賞与の時期には銀行の役員と直接交渉を行うことでできるつながりや交渉力等、労働組合の中で力を見せつける機会が多いというのも評価がされやすかったのだろうと考えられます。

労働組合の委員長ともなると、労働組合の専属として、銀行からではなく組合の予算の中から給料が支給されており、その後委員長を退任してから銀行に戻った際にはほぼ支店長待遇で帰ってきていたので、労働組合で目立つ活動をしていた委員は銀行側からも評価される機会が多くその後のキャリアにとってプラスに働くのでしょう。

労働組合活動に力を入れればいいというわけではない

では、労働組合に積極的に関与していけば、うまく出世コースに乗れるのかというと、実はそういうわけではなく、仕事ができるから労働組合の活動にも手を出せる人が労働組合でも注目されます。

仕事の実績も悪いのに労働組合活動ばかりに力を入れていても、その前に仕事をしっかりしろと言われるだけです。

結果、仕事ができる人が労働組合の幹部に自然となっていくので、そもそも労働組合の幹部になっている時点で仕事の実績がある人達なんですよね。

労働組合委員長から銀行に戻ってきてすぐに支店長待遇というのは、労働組合委員長になる時点で既定路線であって、仕事ができない人はそもそも労働組合に力を入れることさえもできません。

労働組合の活動の前に実績の悪さで詰められておしまいです。

銀行員は仕事の実績が全て

労働組合とは銀行側とぶつかりあって、労働者側の権利を勝ち取っていくというイメージがありましたが、実際は労働者の待遇向上が目的であって、経営側とぶつかることが労働組合の目的ではありません。

さらに、労働組合の幹部になれば、それは出世コースの一つです。

ただ、労働組合の幹部になれるのはもともと仕事の実績もある行員が対象になるので、仕事ができなければ労働組合活動に力を入れることさえもできません。

結果、銀行員は仕事の実績でのし上がっていくしか無いということです。


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