
前回の続きで、こうやって私は暇な時間を過ごした!!
まず、入院と言っても1日中常に何かしているわけではありませんからね。
そもそも体を休めて病気に勝つことが目的なんで、安静にするのが一番なんでしょうが、とにかく、病室で過ごす1日がなんて長いことか。
入院当初はまだ我慢ができるんです。
スマホいじってみたり、キンドル読んでみたり、テレビを眺めてみたり、そうやって入院中に考えうる暇つぶしで3日間くらいはやり過ごせます。
ただ、1週間くらいになると、いよいよ暇つぶしさえも飽きてきます。
特に土日には検査も進まないことが多いので、何もない一日をどうやって過ごそうかというのが憂鬱になってきます。
まだ30分しか経っていない、まだ1時間しか経っていない、普段生活をしているとあっという間に1時間なんて過ぎていくし、1日さえもあっという間に過ぎ去っていくこともあります。
これが、病室になるとどれだけ1日の長さを思い知ることができるでしょうか。
目次
参考までに、私が病院に持ち込んで時間つぶしをしていたものはというと。
- スマホ
- キンドル
- 新聞
- ラジオ
- クロームブック
あと、いま契約しているモバイル端末の通信量制限も考えておいたほうがいいかも。
まず、スマホは今や必需品ですよね。
スマホがあればゲームもできる、情報も手に入る、何かしら暇つぶしには持って来いです。
個人的にはキンドルが一番時間つぶしに役に立ちました。
やっぱ、入院期間こそ本を読みましょう。
私はこの入院期間に、相当な数の書籍を読むことができました。
あとは、ほんのちょっとの時間つぶしにしかなりませんが、新聞、ラジオ。
この当たりは、ただぼんやりとラジオをつけながら新聞を読んでみるとかもたまにはいいもんです。
ラジオは普段聞くことがないので、たまにラジオを聞いてみると案外面白い番組あるんだなってことにも気づきます。
そして、クロームブックです。
私は最初のうちはあまり利用していませんでした。
ただ、念の為に持って行っておこうということで、持ち込んだのですが。これが大正解。
私の場合、通院日当日に入院を勧められたため、何も仕事の調整もできないまま入院することとなりました。
当然、私しか普段していない業務もあったため、同僚の皆さんには大変迷惑をかけました。
多くの業務はなんとなくこなしてもらっていたのですが、途中どうしても説明がしきれない業務があり、その際にこのクロームブックが活躍するわけです。
実は、自分の業務用パソコンにGoogleのリモートアクセスを入れておいたので、自分のクロームブックと業務用パソコンをリモートさせることでなんとか引き継ぎのできていなかった業務をクリアできました。
ただし、ここで注意が一つ。
リモートアクセスということは、必ず通信ができる環境が必要です。
通常、病院では自院の通信環境は開放していません。
ということで、私はスマホをテザリングして通信環境を確保しました。
ただ、この時失敗だったのが、通常私が月3GBまでの通信契約をしていなかったために、頻繁にはリモートアクセスが使えません。
使えないこともないのですが、ターボ通信を解除してリモートアクセスを行うとかなり動作が遅くなるので、結構ストレスになります。
今回は急な入院であったために、このターボ通信量の変更を行っていなかったのですが、もしも予定入院などの場合にはターボ通信量のことは頭のなかに入れておいたほうがいいですね。
リモートアクセスだけでなく、入院期間はスマホに頼る場面が多いので、必須とは言いませんが、通信量のことは頭に入れておいたほうがいいです。
ひとまず、こんなことをしながら過ごしていました。
途中、個人企画として、毎日キンドルで本を1冊読んで、毎日読書感想文を書こうかとも思ったのですが、本を一日一冊読むって大変。
あれだけ一日が長いからできるんじゃないかって思ったら、ひたすら本を読むのもなかなかできるもんじゃないよ?
集中力が続かないものね。
途中スマホをいじったりしていると、結局1冊読みきらなかったもの。
あれだけ時間はあるけれど、ただひとつのことをずっと続けるのは無理なようです。
自分で企画しているのに、初日から頓挫した個人企画でした。
あとは、これ重要だなって感じたのが、一日のスケジュールを作ること。
私達って普段はスケジュールのもとで動いていますよね。
きっちりスケジュール帳に書き込んでいる人もいれば、毎日のルーティンでスケジュールをこなしているなど、みんな何かしらのスケジュールにそって行動しています。
これが、入院になると、検査などのスケジュールはあってもそれ以外の時間が長すぎるんです。
では、その空き時間に何をするか考えるから、一日がかなり長いものと感じるんです。
ということで、たしかに病院内に拘束されて、やりたいこともなかなか見つけられない入院期間なんですけど、そんな中でも、ちょっとスケジュールを作ってみると気持ち的に安心できます。
例えば、入院しているとだいたい午前中が検査などがありますよね。
だから、朝のスケジュールであれば、
7時 起床
8時 回診
9時〜11時 検査等
12時 昼食
13時 お昼寝
14時 読書
15時 スマホゲーム
16時 院内を歩きまわる
17時 夕方のニュースを見る
18時以降 テレビのゴールデンタイムを見る
ブログを書いてみる
22時 就寝
なんか大雑把ですけど、こんな形でちょっとしたスケジュールを決めておくと気持ちが少し楽になります。
その時その時に何をして時間を過ごそうとか、そんなことで悩むよりも、ざっくりでもスケジュールを決めておいたほうが、私はよかったかな。
最後に、入院期間の気持ちの整え方というのも結構大事です。
入院期間ってどうしても不安な気持ちからその場からいなくなりたい、早く退院したいって焦る気持ちばかりになります。
私も家族と離れるのも寂しいし、これからどうなるのか不安だし、こんな時間の経過が長いところに1ヶ月以上もいないといけないという、不安の三重奏状態からスタートでした。
しかも、入院している病院から自宅までは片道1時間半、なかなかお見舞いに来てくれといってもそうそう簡単に来れる距離でもありません。
途中自分がおかしくなるんじゃないかって思いましたが、おかしくはなりませんでした笑
ではどうやって不安と焦る気持ちを克服したかというと、とにかく一日のスケジュールをざっくり決めます。
何もないと思うから不安になるので、やることをある程度きめます。
本を読む時間、テレビを見る時間、きっちりしなくても、ゆるーく毎日やることを決めます。
次に、人間は時間の経過とともに、案外順応できます。
最初はどうかなりそうだった私も、時間がすぎるに連れて、案外順応していきました。
ダラダラと本を読む、スマホを触ってみる、ブログを書いてみる、院内をうろついてみる、そんなことを繰り返していると次第になにもしないでも食事はでる、掃除はしてくれる、ボタン一つで看護師さんは来てくれて手伝ってくれる、よく考えたらこれだけ楽をできる環境はありません。
こう言えるのも、自分の着地点が見え出してからこんな考え方ができるんですけど、きっと入院期間の中で大きな山が一つあると思います。
私の場合、手術というのが大きな山だったのですが、それを乗り越えると後は回復するだけ、毎日毎日時間が薬なので、よくなっていく自分を想像することと、退院してからやりたいと思っていることを蓄えておきます。
入院当初は不安だし、焦りもあり、なかなか落ち着かないことが続くのですが、その不安も焦りも徐々に落ち着いてきます、ただ、あまり先のことばかりを考えずに、毎日のスケジュールを淡々とこなしていく、大きな山に気持ちを整えていく、大きな山を乗り越えたら退院後の楽しみを蓄えておく、そんな気持ちの作り方でなんとか1ヶ月の入院期間をやり過ごしました。
若いうちから入院を経験することのほうが可能性として少ないのでしょうけど、もしもそんな経験をしないといけなくなった時、入院することに恐怖や不安、焦りを感じることもあります。
それは誰もがそうです。
だって、日常の世界とは異なる非日常の世界ですから。
だからこそ、気持ちを整える方法としてこれを読んでもらえたらいいなと思います。
また、私個人としても、もしもまた入院、そんなことがあったとしてもこの文章を振り返ることで、その時また頑張る気持ちを作れるようにここに記録しておきます。
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