銀行員転職者増加に直面した話

銀行員の転職希望者が増加の続編。

銀行員からの転職希望者を目撃しました。

というのも、私の勤める会社に銀行員の転職希望者が面接に来ました!!
おそらく、銀行員時代の年収や待遇と比べると大きく条件面は落ちると思うのですが、そんな職場でも銀行からの転職希望者が面接にやってきたのです。

年齢は25歳、四年制大学卒業の女性。

銀行にはおそらく総合職として入行したと思いますが、銀行自体にはまだ勤めて2年半しか勤めていません。
つい一昔前までは『とりあえず3年』という言葉もありましたが、今は嫌々苦痛の職場に勤めるよりも、早く見切りをつけてより自分に適した職場へ転職していった方がいいという考えもだいぶ広がってきましたからね!
いつまでも銀行でくすぶり続けるよりも彼女の判断として早く見切りをつけて転職活動に入っていったことは昔を振り返った時に『良い判断だった』と、そう言える日が来たらいいなと思います。

さてさて、ではどうして銀行から転職しようという結論に至ったのか・・・?

 銀行からの若手流出は今銀行内部で問題に

普段よりお付き合いのある銀行からの転職希望者です。

銀行の担当者からも銀行内部の実情についてはかねがね聞いてはいましたが、とにかく若手の流出が激しいらしい。

若いからこそまだどこにでも転職する可能性があるというのもありますが、毎年数十名から百名単位で新卒採用をしているにも関わらず入行から3年経過後に残っているのいは7割程度、5年経過後には半数くらいになっているとか。

昨今の銀行の置かれている立場や金銭に関わる部分で時代が大きく変化しようとしている現状、そして、昔からの体質がいつまでも変わらない銀行内部の問題、いろんな視点から銀行の苦しい状況が伝わってきます。

そんな状況からの脱出、転職というのは仕方ないのかもしれません。

今回の面接希望の女性もその内の辞めて、転職をしていく行員の1人なんでしょう。

実際に聞いた転職を決意した理由

その後採用後に今回銀行から転職してきた女性に転職を決意した理由を聞いてみました。

内容としては概ね想像していた理由です。

  • 銀行内部のギスギスした環境に耐えれなかった
  • 数字がきつくなってきていた
  • 窓口業務の行員同士の人間関係に疲れた
  • タイミングで転職先があれば、いつも情報を集めていた
  • 銀行の詰められることに疲れた

う~ん、どれも私が経験したことばかり、そして、うんざりしていた気持ち、よくわかります。

毎日毎日しんどい環境で2年半も続けてきたのはよく頑張りましたね!!

また、一方で銀行からの転職者というのは、地元の企業にとってはよく教育されたイイ人材であることも銀行からの転職者を受け入れやすい理由の一つとしてあります。

銀行の教育コスト

銀行の教育コストって、この田舎にいると相当教育にコスト使っているんですよ。
しっかり組織の中で「人事部」という部門がおかれてますからね!
田舎の企業では「人事」はほぼ社長が握ってるので、組織として「人事部」が存在しているのはしっかりした組織なんだろうと感じます。

人事のことや新人教育にそれだけコストを使える企業なんてこの辺りにはそうそうありません。
新入行員が入行してくると、銀行では人事部を中心に2週間から1ヶ月程度の期間で合宿を組んで徹底的に新人教育を行います。
これだけの時間と人を使って教育を出来る体制は、地方の企業にはそうそうありません。

それだけのコストを使って教育しているにも関わらず、残る行員は半分、いや、最終的には3割程度?相応の人は銀行を去っていくという現実は銀行にとっては辛いですよね~。

ただし、転職してきてくれる企業にとってはとてもありがたいことです。
最初の新人教育は銀行でしっかりと教え込まれています。

一般的な社会人としてのルールや行内のルール、札勘の練習、預金、融資、為替等の金融の基本的な知識、とにかく新入行員教育を徹底的に教え込まれます。
そして、入行1年目で金融系の資格は取らされ、とにかく金融知識を詰め込まれ、さらに新人行員を集めての全体研修も1年間で数回行われます。

そこで社会人としてのルールや姿勢も教え込まれるので、1年経過する頃には何も教育を受けず、ただただ仕事に従事していた新卒者と比べると大きな違いが出てきます。
業務としての成長は別として、労働者としては使いやすい?言い方悪いですが・・・組織人としてよい人材に仕上がります。

新人教育にコストを使えない地方の企業にとっては、徹底的に教育を受けてきた人材を中途で採用できるというのはなによりもありがたいことです。

それだけ教育コストをかけている今回の面接希望の女性

では、そんな大切に育てられた今回の面接希望の女性。

やはり、銀行で教育を受けた人材としての良さを発揮しています。
そもそも大卒という点でも基礎的な力も高いものを感じます。

都市部の企業では信じられないかもしれませんが、田舎では『大卒』という学歴を持っている人材自体も少ないのが実情です。

特に、鹿児島県は大学進学率が全国でも最下位にあるくらいに、『大卒』という学歴は意外と少ないのです。
実際に、今回の求人も『短大卒以上』という条件を付け加えた影響なのか、応募が少なく、もしかして応募が来ないという最悪な自体が起こらないか、途中ドキドキして応募が来るのを待っていました。どうしても応募がない時は条件を『高卒以上』に変更しようと考えていたぐらい。

もちろん、高卒だから仕事が出来ない、大卒だから仕事ができるというのも一概に言えないので、学歴が全てとは言いませんが、『可能性』として、学歴に応じた相応の頭のキレや考え方の良さというのは『大卒』者の方が可能性高いものを感じます。

採用現場で感じること

人口減少社会に入り労働者人口が減少、人手が少なくて転職者市場は活況という話は聞いていましたが、今回の求人でなかなか応募が来なかったのもこの人手不足による影響も大きくあったのだろうと感じます。
不景気でどこも採用を抑えていた時期には今と変わらない条件でもそこそこ応募者はいました。

今回は条件を少し上げたこともあるのかもしれませんが、なかなか応募者が来なかったのは、周りの企業も求人条件として処遇を上げていったことにより、相対的に当社の求人条件の魅力が下がってしまったということなんだろうと。

私自身は就職活動の時期が氷河期と言われる就職難の時代でした。

とにかく就職するのが難しいといわれる時代で、それでも地方の金融機関に勤めることが出来たというのはそこそこ就職活動に成功した方ではありました。
その苦労の末就職した銀行も、3年という期間で退職して今の職場に転職したのですが、時代が変わればこうも就職環境というのは変わるのだなというのを本当に実感します。

まとめ

今回、大卒の銀行員女性が求人に応募してきたということで、世の中でいわれている現実がリアルタイムで起こり、これは想像以上に早いスピードで銀行からの人材流出が始まっているのだと感じさせてくれる出来事でした。

今後の銀行業界がどういった方向に進んでいくのか、もちろん、銀行だけではなく、フィンテックや決済手段、資金調達手段の多様化による金融業界の大きなうねりの中で銀行を始めとした既存の金融機関がどういった生き残りを考えているのかも楽しみですが、足元の労働市場では着々と金融機関からの流出が始まっているのだろうと思います。

現役の金融機関職員もどこまでの世代が逃げ切り世代になってくるんでしょうね!!

とにかく、今は転職するために絶好のチャンスが転がっている時期。

時代が変われば人あまりの時代もありますし、企業が人を求めている時代もありますが、私が就職活動をしていた時期と比べると、今転職せずにいつするの?というくらい、労働者には優しい時代になっているのは確実です。

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