銀行員からの転職組は注意。銀行感覚で失敗しないポイント



銀行員の転職組が急増しているようです。
約10年前に早々に銀行を退職した私が気づき出した、銀行員の転職組が気をつけたいポイント。

銀行は研修体制がしっかりしすぎている。

銀行は入行してからかなりの日数と労力を投資して新人教育をしてくれます。
これはありがたいことですね~。
その辺の田舎の一般企業には到底できない人に対しての投資です。
この研修の中にはお金のお勉強から通常の業務中のマナーまでみっちりと指導してくれるので、このおかげで銀行内の風習、慣習にはすぐに慣れていくことができます。

私、ハヤスズもみっちりと新人行員研修を受けることで支店に配属になってからも大きな戸惑いなく支店の一員として働くことができました。
最初の日は緊張はしますけど、支店内で必要なマナーやルールは概ね研修期間中に教え込まれるのでそのまま遂行すれば大きな問題はありません。

しかし、実はこれが曲者で・・・。

新人研修として新人行員が最初に支店で戸惑わずに業務を行えるようにしてくれているのはとてもありがたいことですが、ここの新人教育がそもそものこれまでの銀行風土を作っているのです。

  • 世の金融機関の殆どにまだ残る『激詰め文化』
  • それに、金融機関独特の『体育会系体質』
  • いつまでも変われない『優越的地位意識』

この銀行を出て初めて気付かされる数々の『銀行風土』

『銀行風土』自体は銀行内で取り組まれている行員研修から生まれてきているのです。

新人行員に行われる研修に始まり・・・
入行年数に応じて行われる行内研修・・・
役職が上がるごとに行われる行内研修・・・

行内ではしっかりした教育体制を備えて、その節目ごとに役割に応じた研修を受講してもらう。
研修によってその与えられた役割の任務は忠実に遂行できるようになるけれども、その研修内容に応じた対応をしている限り銀行にとって使いやすい行員ばかりが作られていき、いつまでたってもこれまでの銀行から替わることが出来ない。

つまり、銀行が作り出した考えから抜け出せる人間が生まれにくい体質なんですよ。

これ自体がかなり問題で、銀行としていつまでも体質が変わらないことに及ばず、その後、転職して一般企業に勤めたとして、転職後もその影響は続くのです。

銀行の教育体制が影響した実例

例えば、最近職場に入ってきた某金融機関を退職して入ってきたaさん。

最初に入ってきた時って、迎える側の人間はどんな人なのか少し注意深く見過ぎているところもあるのでしようが、入社早々今の職場と金融機関時代とのズレに遭遇します。

まず、仕事の感覚がドライ。

銀行の仕事は事務的なことはほぼマニュアルがあって、後は自分のノルマとの戦いってところがあるので、数字ができている人はちゃっちゃと仕事終わらせて早く帰るってことも問題ないですよね!
支店としては数字目標があるけれども、平社員としては自分の数字が出来ていれば後は関係ないってところもあったので、割と孤独な戦いをしている部分もあったりね。

これが、今の職場では事務の仕事は個人で持っている仕事もあるけれど、誰かが苦労しているときはみんなで取りかかるっていうスタンスです。

これはこれで、問題も抱えている部分があって、銀行の仕事のあり方と今の職場のあり方のどちらがいいかは一言に言えないですけど、その職場の仕事スタンスは職場ごとで異なるので『銀行で受けた教育が全て』という考えを変えることができないと、周りとのズレを感じて孤立しがちになるかもしれません。

そして、システム化されていることに慣れすぎている。

銀行では業務で使用するものは多くがシステム化され、効率よく仕事ができるようによく整えられています。
しかし、地方の企業ではそうそうシステム化されている部分は少ないのが実際です。

結構自分で考えながら資料も作っていかないといけないこと、新しいルールを自分が考えて作っていくことも銀行と比べると多いです。
その結果、システム化された所からシステム化が遅れている所にくると自分がいかにパソコンの基本的な操作もしらないことや自分で考えて物事を動かしていくことができないのか気づきます。

ほとんどが既にシステム化されていると、その末端の人間は考えないでも決められたらルールの中で動くだけでいいので、そのルールからはみ出てしまっていることに対応する能力が育たないということでしょうね。

仕事を標準化していくことは効率化の第一歩ですが、そんな就労環境は大部分ではなく、むしろ少数派であるということも知っておかないといけません。
銀行は一地方では今でも巨大組織の一つで、地方の企業としてはとても整理されている組織です。
しかし、今後斜陽産業化に怯える中、銀行のルールが全て、銀行の仕事が全て、そんな思想を持ち続けたままでいると、泥船にいつまでもしがみつかないといけないことになります。

『銀行内のことが世の中の全て』この考えは早々に捨て去りましょう。

まとめ

銀行の教育体制だけを取り上げていますが、組織が組織の中で使いやすい人材を作り上げるための部署が人事部であり、その組織の教育体制を作っているわけです。
そこで教育されたことは世の中の全てのように感じることもあるでしょうが、実は組織が変われば文化も習慣も意識も異なる。

その組織の当たり前が他の組織では非常識。
つい眼の前のことばかりに囚われているといつまでもそれが常識として認識されがちですが、その常識も疑って、思考停止になってただ指示に動いているだけの人間にはなりたくないですね。

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