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新電力のデメリットとは
低圧電力の自由化が始まって、あっという間に新電力が個人レベルにも浸透してきましたね。
出だしさえ思ったよりは低調だった新電力への切り替えも、今では新電力が毎期着実にそのシェアを伸ばし、今の時点でも10%超は新電力がシェアを握っています。
おそらく、今期も新電力はそのシェアを着々と伸ばしていくことでしょう。
そんな新電力ですが、今回はまだ新電力会社に切り替えていない方に向けて書いてみようと思ってます。
おそらく、新電力へ切り替えることができない方にとって気になるのが、『新電力へ切り替えるデメリット』
新電力に切り替えるのは安かろう悪かろうで料金が安くなって何か不都合が生じないの?と、つい躊躇してしまうかもしれません。
では、その不都合とは何でしょうか?
- 電気の安定供給?
- 災害時の電気の供給問題?
- 契約の方法?
- 料金の不透明性?
はい、すべて問題ありません。
個人の契約レベルでは全て気になるほどのデメリットではありません。
どうしてそんなこと言えるかって?
私も新電力使ってますから。
また、個人契約より料金体制が少し複雑な法人契約の電気契約にも私は携わってきて、これでも電気契約についてはそこそこ理解している方だと自分で思い込んでます。
では、個人の電気契約でデメリットは気にしない方が良い理由とは・・・。
新電力にしたときのデメリットを気にしない理由
新電力には興味はあるけど、契約方法がわからない、面倒くさい。
ここのハードルで捕まっている人多い気がします。
安くなるっていうのは魅力的だけど、契約方法がわからない、手続きが面倒。
このハードルで止まっているのであればもったいないです。
契約方法は、どこの新電力もネット上ですぐ手続きできます。
今すぐ気になる新電力会社のホームページを覗いてみましょう。
また、契約手続きが面倒と感じて進まない方。
ちょっとした手間なので、気になっている新電力会社のホームページを開いてみて下さい。
スマホ持ってますよね?
スマホから検索して、新電力会社の手続方法を見てみましょう。
ちょっとした手間をかけるだけで、年間の電気代は簡単に落とせます。
どこの新電力会社が安くなるかわからない。
新電力会社は一定の地域だけで営業している新電力会社もあれば、全国的に営業している新電力会社もあり、『どこの新電力会社を選べばいいのかわからない』という方も少なくないでしょう。
そんな時は、比較サイトが一番比較して契約しやすいです。
例えば・・・

こんな比較サイトもありますが、比較サイトを使用する場合に気をつけないといけないのは、『条件が同じか』ということです。
比較サイトを使っても、その契約条件が異なっていれば実際の削減額と異なっている場合があるので、『同条件』で比較をしてくれているかの確認は必要です。
とりあえず、どんな新電力会社があるのか、みんながどういった新電力会社を利用しているのかという情報だけを知りたい場合は比較サイトを利用してみて、そこに上がってきた名前の新電力会社のホームページを直接見に言ってもいいかもしれませんね。
ちなみに、私が今契約していて、料金の安さでは自身があるのが熊本電力です。
新電力がおもしろいのは、規模の大きい会社だから電気料金が安いとは言えません。
熊本電力はまだ新興の電力会社で、規模が大きい会社とは言えませんが、その電気契約は九州電力の電気契約よりも圧倒的に安いです。
今は九州電力管内と東京電力管内だけでしか契約ができませんが、九州電力管内の数ある新電力の中では圧倒的に電気料金が安いのでおすすめです。
私の計算では、電気使用料がそこまで多くない我が家の電気代でも九州電力と比べた時に年間7千円から8千円程度電気代が下がる予定です。
供給の安定性に問題はないのか?
やはり、電気は安定的に供給されたいですよね。
その気持ちわかります。
何があっても、電気は出来る限り早く供給してもらいたいと思うものです。
そう考えるともしも大きな災害が発生しても大手の既存電力会社であれば、どの電気会社、新電力よりもいち早く電気を供給してくれそうですよね。
しかし、それって『思い込み』です。
電気は電線が繋がれていないと電気の供給はできません。
また、個別に電気を通すということも無く、一定の地域に供給する方法はあっても、個別の住宅や施設にだけ電気を供給することもできません。
ということは、大災害時に我が家にいち早く電気を供給してほしいという願いは『思い込み』にしかなりません。
どこの電気会社と契約していようが、供給できない場合は供給できないし、そこには大手も小規模も関係なく、ただ電気供給が復旧することを祈るしか無いのです。
つい、大手の安心感というものを期待したり、欲しがったりしてしまいますが、電気は等しく平等です。
ましてや、個人レベルの電気契約であれば、一層無意味な期待なのです。
これって、九州電力の担当者から聞いたことなので、大手電力会社で供給の安定性を期待しているのは『思い込み』以外の何ものでもないですよね。
本当に安定的な供給を期待したいのであれば、自宅に太陽光発電に蓄電池というセットで災害に備えるというのが、今できる電気の安定供給の一つの仕組みです。
電気料金の計算が不透明
電気料金の計算式が不透明・・・というよりは、わざわざ電気料金を計算するのが面倒と考えるかもしれませんね。
各新電力会社の電気料金単価はホームページ上で公表されているので不透明なわけではありません。
あとは、既存の電気会社の電気料金と比較すればどれだけ差額が出るかを計算するだけなんですが、これが負担に感じる人も少なくないでしょう。
なので、比較サイトを使って一番差額が大きかったところに決めるという方も少なくないでしょう。
新電力に切り替えて、今までより電気代が高くなったということは聞いたことがないので、おそらく上記に記した方法でも電気料金が下がるとは思いますが、せっかく新電力に乗り換えたのであれば、新電力の一番のメリットである、『電気代の削減』には力を入れたいですよね。
そうなると、各新電力会社の電気料金単価表に当てはめて電気代の差額を計算するという面倒な作業がどうしても発生します。
だから、九州電力管内の方であれば、熊本電力をシンプルにオススメしときます。
熊本電力は私が計算式に当てはめて確実に九州電力との電気代差額が大きかったので。
これまで各新電力会社のホームページを見てきた人間の意見として、『電気契約プランがシンプル』な電気会社はそんなに間違いじゃないと思います。
これは、新電力会社で、いくつも電気料金プランを準備している新電力会社があります。
選択肢が多いことは良い面もあるのでしょうが、一方で比較し難いです。
比較し難いと、どのプランが自分にあっているのか、選びにくいということにもなります。
自社の電気契約プランに自信があるのであれば、シンプルな料金プランで勝負できるはずです。
そして、電気料金プランが複雑になっている新電力ほど、ホームページがガヤガヤしてます。
我々消費者が新電力に期待していることは『電気料金の安さ』が一番であって、ホームページで色んな情報を載せている新電力会社ほど本当に必要としている情報が伝わりにくかったり、取得しにくかったりします。
その点、私の推し電力会社熊本電力は『ザ・シンプル』。
ホームページもシンプルで、電気料金プランもシンプル。
そして、しっかりと電気代が安くなることを確認できる。
新電力会社のホームページを見た時のポイントとして
- 電気契約プランがシンプル
- ホームページの見た目がシンプル
この2点は注意してみて下さい。
すぐに相談できる場所に営業所があるの?
意外と気にする人が多いのが、電気会社の営業所が近くにあるのか?
これ、そんなに大事ですか?
これまでの既存の電気契約会社に何かお世話になったこと、営業所が近くにあって助かったことありますか?
私はありません。
営業所が近ければすぐに相談できる!と、思いがちですが、そもそも近くにあってもわざわざ営業所に相談に行くようなことって今まで一度もありません。
営業所が近くにあろうが、なかろうが、大きな問題はない。
なぜなら、営業所にお世話になることは普段の生活の中でほとんど発生しないことだから。
『不安』によって『安心』を得ようとすることは人間の性ですが、それを漠然と意識しているのではなく、本当に必要なのか、不必要なのか考えた時、電力会社の営業所はそんなに優先順位高くありませんよね。
むしろ、『すぐに連絡が取れるのか?』ということの方が大切ですよね。
近くても連絡の取りにくい会社というのもあります。
対応が遅い会社もあります。
その会社の体質だったり、方針だったりが大きく影響する部分なので、例えば、ちゃんとすぐに連絡が取れて、対応してくれるかを確かめるために一度切り替えたいと思っている新電力会社に電話やメールをしてみるのも良いのではないでしょうか。
私も熊本電力には電話をかけていくつか気になったことを電話で確かめ、すぐに対応してくれました。
営業所が近い = 安心
・・・とは、安易に言えないかもしれません。
まとめ
以上が個人で契約する電気契約はデメリットを意識しない方がいい理由です。
むしろ、電気代を大きく削減できるチャンスを失っていることの方が大きなデメリットですよね。
もしも九州電力管内で切り替えようかな・・・と、そんな気になったのであれば。
はい、そうです。
熊本電力推しときます。
ここなら、わざわざ自分で電気代の比較計算をしないでも、私が電気代計算して確かめているので、誰が新電力に切り替えても電気代の削減メリットありますよ( ´ ▽ ` )
追記
熊本電力では全国のほとんどの地域で電気供給ができるようになっています。
これまでは九州電力と東京電力の2箇所でしたが、2020年4月より全国のほとんどの地域で電力を供給する体制となっています。
例えば、九州圏内で熊本電力を利用していたけれど、東北地方に引っ越しや転勤で熊本電力が使えないという心配をしないでもよくなります。
さらに、熊本電力は各地域の電気供給エリアでも九州電力エリアと同様に地域NO1に安い電気を供給しているので、どこにいっても熊本電力が第一選択の有力新電力であることには変わりません。
関連記事:熊本電力のwikipediaで株主から口コミまでを調べてみた
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