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法人の口座を整理した
先日法人の口座で使っていない口座を整理しました。
整理という名の口座解約しただけなんですが。
近くに支店がある金融機関はそのまま支店で口座の解約申し出をすればなんの滞りもなく解約できたのですが、あるメガバンクだけがやたらと口座の解約を嫌がる。
しかも、このメガバンクは地元に支店がない上、口座を解約するには郵送でやり取りをしないといけないくらい近くの支店が離れているときた。
これまで口座開設依頼ほとんど口座を使うこともなく、しかも、通帳の記帳が近くでできないので、記帳をする場合には支店まで郵送して記帳をしてもらわないといけない。
その上、口座があるからということだけで、中間期、期末には残高証明書を取得しないといけない。
要は、法人にとって口座を維持するだけなのに一番コストが発生する口座である。
もはや口座解約して、法人の負担も減る、もちろんメガバンクも一つの口座とはいえその管理コストが減る。
お互いにとって負担が減ることでwinwinの関係でしょ。
・・・にもかかわらず、いざ口座を解約しようとしたらものすごく嫌がられた!!
嫌がられた経緯
メガバンクの口座解約をするために、一番近く(といっても地元からは相当離れている)の支店へ電話連絡します。
すると、なぜか当法人の担当をしている者へ情報を伝えて、担当から連絡するとのこと。
この時点で嫌な予感はした。
面倒だから直接窓口の人とやり取りして口座を解約しようと思っていたのに・・・わざわざ担当者へ連絡しないでもいいやろ。
その後30分位して事務所へ連絡が来ます。
会話の内容
メガバンク担当『ハヤスズさん、口座解約しちゃうんですか!?』
ハヤスズ『はい。開設して依頼ほぼ使用していなかった口座ですし、当法人としては持っているだけで残高証明を取ったり、記帳するにも郵送しないといけないし、必要がないので。』
メバガンク担当『いやいや、ちょっと待ってくださいよー。先日もお伺いしたばかりで、今後のお付き合いもあるじゃないですかー。』
ハヤスズ『でも、持っていて当法人には何も使いみちがないですし、持っているだけで負担しかないんですよ。』
メガバンク担当『それであれば、うちの口座を何かに使ってくださいよー。口座までなくなると私も担当としてつらいところです。それでも解約されるのであれば応じるしかありませんが・・・。』
ハヤスズ『そうですね・・・今の所必要ないので、解約の手続きをお願いします。』
メガンバンク担当『そうですか~。それは上司の方にも承認をとってのことですよね。もしもその方向が変わるのであればなんとかお願いできませんか?』
ハヤスズ『上司というよりは私から提案して承認をもらっているので、基本的には解約で進めていきたいところです。』
メガバンク担当『わかりました。では来週そちらへお伺いする時に手続きの用紙を持っていきますが、もしも解約の方針が変更になるのであればなんとかお願いします。』
ハヤスズ『では来週お待ちしています。』
なんとか応じてはくれそうですが・・・とにかく嫌がられました。
企業が存在している意味は顧客にとって必要かどうか
どうして企業が存在しているのか?
そんなことを考えたとき、やはり世の中に必要とされているからこそその存在意義があるんだろうと。
例えば私が勤めている会社にしても、世の中に必要なサービスを提供して、その対価として売上を頂いて、その売上を基に企業を拡大していく、この繰り返しが今に至る。
世界的な企業も、この繰り返しによって小さな企業から今の大企業になっているわけで、企業が大きかろうが小さかろうが、世の中に必要とされていない企業はいずれその姿を消すしかない。
今回口座を解約したメガバンクも、メガバンクになった理由はこれまで世の中に必要とされていたからこそメガバンクと言われるまでに成長してきたのだろうけども、我々にとっては必要とされていなかった。
我々にとってこれまでも必要としていなかったし、今後も必要としていないからこそ今回の口座解約に至った。
・・・にも変わらず、一担当の都合なのか、支店としての都合か、理由はわからないが口座の解約ごときにそこまで粘る必要もないでしょ。
世の中にはもっと必要としてくれる人がいて、たまたま我々にとって必要としていないことが今回わかっただけなのだから、もっと必要としてくれるところにいけばいいんですよ!
必要としてくれる人のところに行った方が世の中のため、その人のため、そして自分たちの仕事として考えてもやりがいがあるでしょ。
メガバンク担当者はもっと顧客本位であって欲しい
これでも3年間は金融機関を経験した人間として、口座を解約される辛さがわからないわけでもありません。
しかし、口座を解約するということは、法人としてそういう意思表示なんです。
そこでいくら止められたとしても、必要がない限りそれ以上の取引は始まりませんし、そもそもゴリ押しで融資でもしたいんですか!?
そのゴリ押しした融資でその企業は幸せになりますか?
顧客にとってメリットがあれば取引はどんどん深耕していくだろうし、メリットがなければそれまでなんですよ。
だから、顧客の意思をしっかりと理解して、それに素直に対応してもらいたい。
都市部では必要とされる存在であるでしょう。
しかし、地方ではやはり地元の金融機関が一番使いやすくて、長年の信頼関係もあるのです。
口座までは作ったけど、それ以上の取引は始まらなかった。
それだけのことなんです。
ましてや、担当が変わると全然来なくなったり、融資が欲しいときだけやたらと訪問してきたり、そんいう銀行のご都合主義に付き合うのもうんざりする部分が正直あります。
もっと、顧客の意思に気づいてください。
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