新電力で高圧電力契約をする際に気をつけたいポイントとメリットデメリット

新電力を1年利用して

昨年電気代見直しを図ってから1年が経過しました。
これまで新電力会社で高圧電力契約を利用したメリットやデメリット、切替時のポイントをまとめておきます

新電力で高圧電力契約をするメリット

1.電気代が下がる

基本的に電気代を下げる目的で新電力を利用することが多いので、ここは必須条件ですよね。
新電力と契約すると、基本的に電気代は下がります。

電気代下がらないのに新電力と契約するのはまず、意味わかりません。

この電気代が下がるの当然のこととして、現在の契約からどれだけ電気代を下げることができるかが新電力同士で比較するときの大きなポイントの一つにもなります。

2.電気代引下げに競争力が働く

これまでは地域の大手電力会社との契約というのが一般的でしたが、電力自由化の広まりで、電気代にも競争力が生まれてきました。
特に、新電力では1年契約として、1年ごとに電気代を再見積もりすることが当たり前になってくるので、今年は◯◯電力だったけど、来年度は□□エネルギーにする、というような、その年度単位で電気代を競争、比較することで長期的には電気代の引下げが図られると考えてます。

3.新電力の新しい取り組みを紹介してもらえる

新電力は電気の供給というだけではなく、電気を利用したプラスαの取り組みも積極的です。

例えば、蓄電池を使った電気マネジメントやブロックチェーン技術と電気の供給を組み合わせた取り組み、または、社会全体の電気調整技術の構築など、ただ電気を供給するということではなく、電気を使った『何か』に積極的なのはこれまでの大手電力会社には見られなかった部分なので、新電力に関わることで、次に向けた新しい取り組みに早い段階で関わることができる可能性があります。

新電力で高圧電力契約をするデメリット

1.新電力会社を変更するタイミングに注意

新電力の会社によっては、更新するタイミングがズレてしまうと違約金が発生する会社もあります。
例えば、電気契約後1年経過するまでに変更する場合は違約金が発生するが、1年経過後はいつ解約変更しても違約金は発生しません。
という会社もあれば、1年経過後、一定期間中に解約申し出がないと自動継続となり、更新後の期間中に解約の申し出がある場合は、違約金が発生します。

この2パターンが解約時の問題としてあります。

前者であれば、1年を経過すれば、解約希望日の3ヶ月前までにさえ申し出をしておけば違約金は発生しませんが、後者の場合は、1年経過しても一定の期間中に申し出がない場合は、再度1年契約が自動更新され、いつでも解約することが難しく(違約金が発生するため)なることがあります。
よって、1年毎に電力会社の電気代を比較することは可能ですが、契約を変更するタイミングを間違うとスムーズに電力会社の変更ができない場合があります。

ちなみに、私の場合はこの例に当てはまり、変更時期を逸してしまったために電力会社の変更ができなかったことがあります。

2.部分供給と全量供給の違いに注意

全体的には全量供給が多いようですが・・・高圧電力契約には『部分供給』と『全量供給』という2パターンで提案があります。

全量供給とはこれまでの既存電力会社と同じように一社がすべての電気を供給する方法で、これまでの供給方法と変わりません。
電力会社が変われば、その契約した先の電力会社がすべての電気を供給する契約です。

一方、部分供給とはベースになる部分が既存の大手電力会社の供給でその上の上澄み部分を新電力会社が供給するという高圧電力契約を2本立てにして、電気供給する方法です。
これは、一般的に電気の日中夜の使用量変化が少ないホテルや病院といった施設であっても新電力が参入しやすいような設計となった供給方法で、この部分供給になると電気代の請求書はそれぞれから請求が届きます。
管理上では同じ電気代で2つの電力会社からそれぞれ請求書が届くと面倒になります。

3.新電力会社が多すぎてどこの電力会社が良いのかわからない

これは、電力自由化が進んできたからこその悩みですが、多くの新電力会社が乱立した状態で、その中でどこが一番安い電力を供給してくれるのか、どこまでも競合させて比較していくことも切りが無くなってきます。

幸いに新電力の契約は1年契約での契約が多いので、毎年2~3社ずつ新参入の新電力を加えながら現状の契約と電気代がどのくらい安くなるかを比較して、その年度の電気会社を選びますが、あまり多くの新電力の中から競合してもらうのも事務的な負担が大きい部分があるので、毎年少しづつ、より安くて使いやすい電力会社を選んでいくといいかもしれません。

新電力への切替時、比較時のポイント

1.供給条件に注意

新電力会社を比較する時にそもそもの話ですが、条件が同じか?は注意が必要です。
よく既存大手電力会社の条件とその提案をしてきた新電力会社の条件で見た時の見積書で電気代は下がっていることをアピールしてきますが、他新電力会社と横並びに比較する時に、その他新電力会社との条件が異なっている場合があります。

特に注意したいのが電気使用量の条件が一致していない場合。

電気使用量も時期や時間帯で電気単価が異なるので、この条件がすべて一致していないと新電力会社同士でしっかりとした比較になっていない場合があります。
この条件相違を防ぐために、電気使用量の条件はこちら側が準備をして、その電気使用量に基づいた電気代の比較を提示してもらうと同じ条件で比較することができます。

2.解約時の条件に注意

先程デメリットのところでも触れましたが、もしも解約する場合の条件は確認をしておきましょう。

1年未満の解約だけ違約金が発生するのか、1年経過後の一定期間内に解約通知をしないと違約金が発生するのか、いざ高圧電力契約を交わしたことで電気代が下がり、満足感を得られたとしても、次により電気代が下がる新電力会社へ契約を変更しようとする時にスムーズな切り替えができない場合があります。

解約時の条件は?と一言確認をしておきましょう。

3.プラスαのオプションを持っているか。

新電力会社は今は電気代が安く供給できることを全面的にアピールしていますが、中には次のエネルギー技術の構築に取り組むなど、電気プラスαのオプションや取り組みをしている会社があります。
電気代が安くなるだけでなく、オプションの技術を持っていることで、さらに電気代を安くする仕組みを持っている可能性もあります。

4.災害時等のトラブル対応に惑わされない。

既存大手の電力会社の方が、大災害時発生時の時の電気供給で心配がなさそうだ!
いやいや、そんなこと誰が言いました?

電気は電線を流れている以上、電線が切れてしまえば電気は供給できなくなりますし、みんなが電気が欲しい時に特定の電力会社の電気だけ優先的に流れることもありませんよね。
なんとなく大手電力会社の方が安心ができるというのはただの妄想ですよ。

困っているときはみんな平等です。
いや、みんなが困っているからこそできる限り平等にあった方がいざこざがないかもしれませんね。

もしもの時の対応を気にして既存大手電力会社からの電気契約変更を躊躇しているのであれば、あまり期待していても裏切られるだけだと思いますよ。

5.いきなりくる新電力切り替えの勧誘電話は相手にしない

最近は新電力切り替えの勧誘電話も多くなってきました。

だいたい『お使いの電力をそのまま契約先を変えるだけで今よりも◯%程度お安く出来ます。』という、この『安い』というワードだけで消費者を引っ掛けようとする勧誘電話。
中には、大手新電力会社からの営業電話もあったりしますが、新電力の世界は大手だから安いとも限りませんし、大手だから何もかもが安心というものでもありません。

この『安い』というキーワードだけで消費者を引っ掛けようとするのは、一時期のネット回線の切り替え勧誘電話を彷彿とさせるものがあります。
最近でもたまに面倒なネット回線の勧誘電話がきたりしますが・・・。

とりあえず、この新電力勧誘の電話は、一旦話を流しておきましょう。

その電話をかけてきた会社だけが安い電気を販売しているわけではなく、安い電気を販売している新電力会社はいくらでもあります。
わざわざあちらからひょこひょこ勧誘してくる新電力会社に飛び乗る必要なんてありません。
なんなら、営業しないでも安さが口コミで広がって、お客さんを獲得し続けている新電力会社の方がよっぽど電気代に関しては期待ができます。

まずは自分で新電力会社を調べてみて、自分で自信を持って『安い』と感じた新電力会社と契約をしたほうが、どこからきたかわからないような新電力会社と契約をするよりもよっぽど納得して電気会社を切り替えることが出来ます。

そうはいっても、調べるのも面倒。

そんな方は、新電力の比較サイトもありますし、私ハヤスズがすでに利用中の熊本電力だって安さに関しては紹介できるくらいの自信があります。

最後に

これまで法人契約の高圧電力契約を主に見積もりをとってきてのメリット・デメリット、そして切替時のポイントをまとめてみました。
最近の傾向として、新電力会社に取られた契約を再度取り返すために、既存大手電力が今度はこれまで以上に電気料金割引を多くして、新電力会社よりもさらに格安の電気代の提示を行うことでシェアを取り返してきている地域も出てきているようです。

そんなことができるなら最初からしてくれよ・・・と、言いたくなる気持ちもありますが、これが電力自由化の大きな影響なんだと思います。

新電力会社との契約は一般的には1年契約というのが基本なので、もしも既存大手電力会社が新電力よりもまだ安い電気代を提示してきた場合には、大手電力会社に再度戻るのもいいでしょうし、もう少し新電力を調べてみたいという場合は、他の新電力会社にもどんどん見積もりをもらって、比べてみるのもいいかもしれませんね!



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