田舎の土地は安くても売却できる時に処分しておきたい話

田舎の土地はすでに資産ではなくなっている

田舎の土地、といっても田舎をどのレベルで田舎とするかもありますが、とりあえず、今の現状で10万人前後の人口未満であれば田舎の部類・・・ということで考えてます。

私の住んでいる街がすでにこの10万人レベルの田舎です。
このレベルの街では、まだ住宅街と言われる地域ではそれなりの土地値で売れますが・・・そこから少し外れている場所では価格がどんどんと下がってきています。
すでに人口は減少している地域ですし、高齢化率は高いですし、将来的なことを考えると人に使われなくなる家も土地もこれからどんどんと増えてくるでしょう。
その結果、土地の価格も毎年下がっていますし、この傾向はこれからますます進んでくるのはほぼ確実です。

そうなると・・・この地域でもすでに土地は資産ではなくなってきている地域が少なくありません。
むしろ、評価額がどんどん下がっている地域がほとんど!!

私の祖父や両親が住んでいる地域も年々住民は減少していますし、空き家となっている家も増える一方。
空き家になっているだけで住めばいいですが、人が住まなくなった家は老朽化が進みます。
老朽化が進むと、たまに所有者が管理をしないとますます老朽化が進むだけで、その管理費用も馬鹿にならなくなります。

この管理コストから逃れるために、その引き継いだ土地や建物を売却を考えていても、すでに人口の減少が進んでいる地域の土地や建物はそうそう売れるものではありません。
売れないから持ち続けるしかない、持ち続けることで費用だけが毎年出ていく。
資産を持っていることで起こる負のスパイラル。

これは私の実家の周りでは普通に起こっている状況なので、すでに田舎では土地や建物は資産ではなく、ただ管理コストだけがかかる負の資産となりかけています。

資産の『負の資産化』の流れは止められない

人口減少がこれからも進む今の世の中ではこの状況は変わることがないと巷でも言われていますし、人口減少に関する本を読んでも同じようなことが書いてあるんです!

ということは、田舎の土地を引き継ぐことになる、引き継がないといけなくなった時には、『とにかく売れる時には売る』これじゃないでしょうか。
人が減少している地域ではビジネスチャンスも人口の減少とともに少なくなってきますし、土地自体の流動性も落ちます。
土地は持っているだけでも固定資産税もかかりますし、雑草が生えてくれば処理もしないといけませんし、相続時の面倒な手続きも起こってくるので、とにかく自分のため、自分の後に続く人間のためにも今持っている土地は必要なところだけを残して、『売る』ということがまず第一選択になるんじゃないかな~というのが今の私の考えているところ・・・。

たまに、車を運転していると『貸地』という看板を立てている土地もありますが、いまさらこの地域で借りてでも土地を使いたいという需要はほぼ期待できません。
だって、その周りに広大な土地が広がっているもの。
まだ大きな通り沿いに土地があればともかく、その大通り沿いでも寂れた地域があるのに、『貸地』として所有権を譲らずに賃料を期待するというのは未だに考え方を変えられない人がいるんだな~と。
そういう使わないのに所有している土地が今後圧倒的に増えてきて、その分後の世代は人口は少なくなってくるので、少なくなった人口に使わない土地も集約されてきます。
私達の孫世代、曾孫世代は使わない土地なのに相続により雪だるま式に土地を所有することになるでしょう。きっと。
途中で相続を放棄してしまうという手段もあるかもしれませんが、一般的な相続を繰り返していくとこれまで相続によって資産が分割されていったものが、人口の減少によりこの反対の減少、資産の集約化が進んでくると想像します。
仕えない、費用だけが毎年発生する土地が自分に集約してくるって考えると怖いよ(^_^;)

今の時代、田舎で土地を所有することは資産を所有していることではなく、ただ金食い虫を飼っているようなものであると認識してた方がいい。

負の資産となっている土地に関係したチャンスはないか

これから、使われない土地や家屋が増えてくると考えたとして、そこに絡むチャンスも少なからずあるのではないか??
と、いやらしくもビジネスを考えてみることにしました。

パッと思いつくのは、毎月定額の手数料で、誰も住んでいない家屋とその建物が立つ土地を月に1度見に行って、郵便箱の中身や家屋の空気の入れ替え、雑草の処理といった一定サービスを提供するサービス。
コレ自体は、今既に珍しくないサービスになってますよね。
どこまで収益が出せるかは謎ですが、なんだかんだで自分が生まれ育った実家を取り壊したり、他人に譲ったりはしにくいという人もいるでしょう。
そんな負の資産を持っていて、一定額費用が発生していてもその資産を保有しておきたいという人に向けては、こんなサービスも便利でしょうね。
特に、都会に出ていってしまってなかなか田舎には帰れないという人にはもってこいのサービス。

これと同じように、墓守サービスも当たり前にありますし。

あとは、売却が難しい資産をなんとかどうにか処分なり、負の資産を本来の資産に転換してくれるサービス。

よくあるのが、相続対策でアパート建てませんかという不動産営業はもっての外、あれだけはこの田舎で絶対ありえない。
この地域でも何棟もいっせいに建つ時期があったけど、既に空室が目立つ物件も多いし。

ではどういうサービスが考えられるか。

きっと、使われなくなる土地から劇的に収益を生み出すことはほぼ不可能であることを理解して、その土地を処理する方法の選択肢を提供してもらえるというのはあったらいいなと思う。
今で言えばFPのようなものなんだろうけど、FPは資産をトータルで運用を考えるのだろうけど、より専門的に今ある不良資産をどうするべきか、という視点に立って選択肢が欲しい。

持ち続けるのもいいけど、これくらい手間と費用が発生しますや、相続時に放棄すればこの土地は相続されずに、費用の発生が抑えられますや、土地をこんな使い方したらどうですかといった、選択肢があればまだ資産を保有する意思決定を自分でできて、納得した土地の所有が可能になるのではないか・・・と考えてみた。

問題は、土地が絡む業者は怪しいところが多いということ。

不動産屋を否定する気はないけれど、一人のお客さんの立場で考えると、不動産屋と個人の間には情報量の差が大きいので個人はつい警戒をしてしまう。
それに、不動産屋はあきらかにお金を持っているお客さんか持っていないお客さんなのかで対応が変わることも当たり前なので、個人的に良いイメージは持っていない。
そもそも、土地を買いたい人と売りたい人の間や借りたい人と貸したい人の間でお金を稼いでいる人たちなので、自分たちの収益に大きく関係しないところでは本当にやる気の無さを感じることも多い。
そういうことで、一番いいのは公的にこういった土地に関しての選択肢を与えてくれるところがあれば一番ありがたい。

事業をしているとどうしても自分たちにメリットの有るところにばかり執着してしまうところがあるので、ある程度公的にサービスを提供できるとすれば、その人にとっていい選択肢を選びやすくなるのではないか。
ただ、公的にサービスじゃないと成り立たないのであればビジネスとしては成り立たないので、これをいかに収益化するかがポイントなんだろうけど。

田舎で土地を所有する意味を考える

これまではただなんとなく土地や建物を所有していた人たちが多かったことは自分の周りでは珍しくなかったけれど、これからは考えて土地建物は所有するようにしていきたい。

使う道がない土地建物の処分は想像以上に難しいことが考えられるし、その使いみちがない土地建物は後の世代にどんどん集約されていくことが考えられるから、後の世代にどの資産をどれだけ残していくかもその世代ごとに考えていかないと自分から後の世代に負の資産だけを残すことになる。

土地=資産

これがすでに崩れていることを今理解しておかないと、土地持ち貧乏みたいなことも珍しくなくなりそう。

スポンサーリンク









コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です