同僚が大やけどをおった
職場で大きな事故がありました。
職場のイベントで油を使うことがあり、その油を片付けるときに起こった事故です。
同僚は背中の方からまだアツアツ状態の油をかぶり、火傷の状態としては2度以上にはなるんじゃないかという判断。
火傷自体には1度から3度まで火傷の深さによって火傷の度合いを示すようで、2度以上で場合によっては外科的処置も必要とのことなので、重症に近い方の火傷ということになります。
想像するだけで体が震えるような、そして身近な人物に起こった大きな事故ということでかなりのショックを受けました。
事故が起こってしまったことに対してはまず原因をつかみ、その後の対応を取ることが大切ですが、今はとにかく後遺症なく復帰してもらうことが一番の願いです。
事故発生後、同僚の姿を見ることができずに今に至りますが、一日でも早く日常生活に戻れるように強く願ってます。
人生はいつ何時何が起こるかわからない
この事故はそもそも、熱い状態の油を処理しようとしたことに最初の問題があるのですが、今はそのことは置いておいて、人生いつどこでどんな事故に遭遇するかわからない、というのが今回一番強く感じたことです。
その同僚は日中もイベントの準備で走り回っていました。
日中に顔を合わせたときには額に汗が流れ、来ていた服も汗に塗れるほど準備に一生懸命に取り組んでいたのです。
そこまで一生懸命に準備を手伝ってくれて本当にありがたいな~とその時は同僚の動きに感謝の気持ちでいっぱいでしたが、その数時間後、大きな事故に遭遇してしまいました。
本人にとってはなんてことない作業のつもりだったのかもしれません。
心の油断があったのかもしれません。
いつもどおりにできるはずだったのかもしれません。
そんな気持ちのスキが今回の事故につながったのかもしれません。
先程まで元気に動いていた同僚は、油をかぶったことでそのまま救急搬送。
命にかかわるほどではありませんが、その後の後遺症が心配されるくらいの大きな火傷を負ってしまいました。
私からすると、年齢も上なのにいつも元気に動き回れる体力と力強さを持っているのはうらやましいな~と普段から感じていましたが、そんな同僚が、そのたった一回の事故によって今後の人生に大きな傷を追うことになってしまおうとしています。
もちろん、何もなく復帰することを一番に願う気持ちはありつつも、一方で大きな火傷による後遺症を意識せずにはいられないという現実的なところも考えてしまいます。
たった一瞬のスキで、注意不足で、その後の人生に大きな影響を与えるであろう事故に遭遇してしまうというのは、一寸先は闇というこの言葉以外にないなと感じました。
今後考えられる事故の影響
今回の事故、大やけどに関して、本人の容態も心配しつつ、もっと影響は広がります。
まずは、今回の事故が発生したイベントについて、例年毎年行われてきたイベントでしたが、次回の開催については大きく見直しをすることになるでしょう。
もしかすると、次回の開催は無しになるか、少なくとも例年通りに行われてきたイベントではなくなるでしょう。
続いて、一番大きな問題として考えているのが、労働災害の問題です。
今回のイベントは会社のイベントとしての開催でした。
通常であれば、会社のイベント中ということであれば労災事故で扱われることでしょう。
しかし、労働中の事故であれば、イベント参加中の時間も労働時間、もしもこれが通常業務終了後の労働であれば残業時間が発生する必要がありますが、例年の扱い方はあくまで業務時間外での自主的な参加という位置づけ。
つまり、労働時間としてみなしていなかったわけです。
ここの判断は、会社として、労働者本人として、取扱の難しい部分になるのですが、これまでと同じ認識とすると労働時間外の自主参加したお祭りでの事故、怪我ということで労働災害には当てはまりにくいことになります。
ただ、実質は業務時間中に起こった事故と理解している人間のほうが多い・・・。
このグレーゾーンにあるイベント時間をどのように扱おうとしているのか。
そして、その取り扱い方によってはもっと根の深い問題になっていきそうな・・・そんな怖さも感じています。
ちょっとしたスキで自分のこれからの人生を壊さないために
今回のことは、当分後を引く問題になっていくだろうと考えています。
何よりも、今回の件は一人の人間の人生における大きな事故で、その後の人生に大きな影響を与える事故でもありました。
おそらく、本人、そして周りの人間のちょっとしたスキによって引き起こされた事故です。
これまでの事故の結果として取扱が決められていることは、ルールとして守るのではなく、自分自身、周りの人間、イベント全体を守るために守るべきことです。
時には予見できずに遭遇する事故もありますが、今回の事故は予見できたこと、取扱も決められていたこと、危険を察知することもできた事故です。
そんなスキがこれからの人生を辛いものに変えてしまう。
ルールが決められているからルールを守る、そんな意識ではなく、自分やその関係者、そして大きなくくりでの組織を守るためにルールを守らないといけない、もう一度『なぜ?』ルールや取扱が決められているのか、そこを考え直すのが今回の教訓なのかもしれません。
今はとにかく、同僚の回復を祈るばかりです。
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