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投資した際の損を人のせいにする人
私の身近な人で、投資により大損こいた人がいます。
どのくらい損失が発生したかというと、投資元金5,000万円が償還時2,500万円。
投資元金がほぼ半分となって償還されてきました。
これだけの投資をすることができる人なので、もちろん、年収も一般的な庶民の年収✕10倍以上はもらっている人です。
そんな人が、投資で大損失を被りました。
いくら年収が高いとはいえ、この金額はかなりの損失ですよね。
金額で言えば、この辺りで新築の一戸建てが建てられるくらいの損失額です。
当然、この損失によりこの方は大きな金銭的ダメージを受けます。
通常は、投資した際の損失は自己責任というのが原則ですよね。
自己責任というのは、自分の責任の元投資を行うわけです。
誰が悪いわけでもなく、自分の意志により投資対象を選択し、自分の資金で投資を行い、そのリターンを期待するのが投資です。
では、この方が大きな損失を被ったことによりどういった行動に出たか?
なんと、証券会社の担当者に八つ当たり起こしました!!
証券投資により大きな損失を被ったのは担当者の執拗な勧誘によるものであり、それは適合性の原則に反するものだということで、ついには弁護士にまで相談を始めたのです。
私も自分のお金でこれまで僅かではありますが、証券投資をしてきて、まさか証券会社の担当者にその責任を求める人がいるとは想像もせず。
証券会社の担当者を呼び出しては、その怒りを担当者へぶちまけていたのです。
これは今後どういう展開になっていくのでしょうか。
今でも進行中の事案なので、これが裁判まで発展するのか、当事者との和解となるのかどういった結果が待ち受けているかはわかりませんが、今の時点ではとことんやり合うという選択しのようです。
自分の責任で行うことが前提のものを人のせいにする人は何をやってもダメ
証券投資で損をすると、当然ショックですし、つい熱が入ってしまうこともあります。
私でもそういった経験がありますし、頭に血が上ってしまうようなことだって時には起こります。
そして、金額にして数千万円を超えるような損失が発生したことで、当たりどころのない怒りが担当者へ向いてしまったのはわからないこともありませんが、そこはあくまで自分の責任者とであることが原則であろうと私は考えています。
結局、自分の責任により意思決定するものを、結果が悪かったからって誰かの責任にする人は、何やってもダメなんですよ。
なぜなら、自分でしっかり理解して意思決定をしていませんから。
自分のことに大きく関わる重大決定ほど慎重に検討して、意思決定をするべきなのに、結果が悪かったからそれを他人のせいにするということは意思決定までの過程がしっかり整っていなかったということの現れです。
誰かが良いと言っていたから、その意志に乗っかったというのが実際のところでしょう。
そんな調子で自分の物事を意思決定している人が、成功する可能性ってどう考えても低いに決まってます。
あげくに、その責任を他人に求めるわけですから、最悪です。
弁護士に相談した際の弁護士見解
では、その損失の責任を証券会社の担当者に求めた結果、弁護士としてどういった見解があったかというと、弁護士としては損失額の半分は取り戻せるかもしれないという認識のようでした。
どの辺りに突っ込んで損失を取り戻せると言っているのかはわかりませんでしたが、半分も取り戻せるということを耳にしてその方は証券会社を相手取り、訴訟準備を始めるような状態まで現在進んでいます。
個人的には自己責任だろ、という見方しかしていないのですが、弁護士の先生がそう言われるということはどこか勝算があるのでしょう。
それにしてもです。
金融商品を購入した際には、説明しましたという同意書にも署名し、確認のため担当者の上司とも電話で購入の意志まで確認をして金融商品を購入したにもかかわらず、正確な説明を受けていないや売り方がおかしくないかという苦情を言い、挙げ句に証券担当者へ怒りをぶちまける。
人間としてどうでしょうか?
失ったものは大きかったのは確かです。
そして、そんな危機的状況だからこそ本来の人間性がもろに出てくるのだろうと思います。
その姿が本当にみっともない姿だったという今回の事例。
近くで見ていて嫌になります。
自分で責任を取る覚悟がない人は関わるのも嫌
自分の意思決定を他人の意思にまかせ、自分で調べもせずに、他人の意思に任せたことを責任として攻め立てる。
そんな姿を見ていて、その人とこれからも付き合っていきたいと感じれますか?
その責められる立場が自分になる可能性だってあります。
そうなると、そんな人からは周りの人も引いていってしまうのです。
自分で選択した意志を他人の責任にする変えるような人は誰からも見向きもされなくなるのです。
自分の意志は自分で責任を取る覚悟で決定していく。
当たり前のことを当たり前にできない人案外身の回りに居ます。
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