QRコード決済導入は店舗側にメリット消費者側にデメリット




QRコード決済は消費者に直接のメリットは少ない

PayPayの100億円を書けた大規模キャンペーンによりこれまでにわかに盛り上がりを見せるだけであったQRコード決済がかなりの注目をあびるようになりましたが、QRコード決済が広まることがはたして消費者にとってメリットがあるのでしょうか。

個人的にはQRコードが広がることで直接消費者にメリットになることは少ないと感じる。

それは、QR決済アプリにクレジットカードか銀行口座を紐づけしてあげないとQRコード決済は便利に使えない。

世の中にある○○payという類はほぼこのような仕組みになっている。

あくまで、決済はクレジットカードか銀行口座に紐づけ、もしくは近くのコンビニなどで直接現金からチャージするか。

この仕組が直接消費者にメリットがあるのか?

やたらQRコード決済という言葉に踊らされて、本来クレジットカードを使えば済む場面で無駄にQRコード決済に持っていかれていない?

どうしてもこの疑問が私の中に残ってしまう。

QRコード決済が広がるメリットは本来どこにあるのかを考えてみたい。

消費者側のデメリット

QRコード決済も基本的にはクレジットカードか銀行口座に紐づけ

とにかく私が違和感を感じるのはこの決済の方法。

QRコード決済ということで見た目にはスマホに表示されるQRコードを読み込んで決済する仕組みだが、実際に決済しているのは登録されているクレジットカードや銀行口座、コンビニで現金を支払いアプリにチャージした残高によって決済されている。

わざわざQRコードじゃなくても決済できるよね。

コンビニのレジ前でスマホを取り出して、QRコードの画面を提示して決済するのも、財布から一枚クレジットカード取り出すのもそんなに大きな手間ではないよね。

QRコード決済を通す意味はどこにあるのか。

アプリには購入記録が残る

QRコード決済を行うと購入の履歴などがアプリ内に記録されていくので簡単に家計簿代わりになるというのも利点としてあげられる。

しかし、今どきはマネーフォワードやfreee等の家計簿アプリを利用すれば、クレジットカードの使用履歴をデータで吸い取ってくれる。
わざわざQRコード決済に頼らないでもいとも簡単に家計簿は作れる。

しかも、QRコード決済ではQRコードで決済したものしかアプリに残らないが、家計簿アプリであればすべての金融機関の情報から証券、年金という情報もアプリ内にデータを蓄積することが可能。

この家計簿機能でもあまり有効に利用できるとは考えにくい。

むしろ、購入履歴のデータをアプリ側で他のことに利用されているであろう方がよほど問題。

QRコード決済アプリ内のポイントもアプリ内でしか使えない

今話題のPayPayによる20%の還元。

最初は私も飛びついたが、冷静に考えてみよう。

PayPayに付与される20%分の還元ポイントはPayPayの中に付与される。

ということはPayPayが使えるお店でしか還元ポイント分は利用できない。

コンビニで利用できるのでコンビニを頻繁に利用する人には還元ポイントも便利に使えるだろうが、PayPayが使えるお店でしか使えないという制限があるのは地方に行くほどデメリット部分。

近くにお店がなければポイントはもらえても使うところがない。

使えない、しかもアプリ内ポイントであれば、この時期に慌てて購入するよりも自分の納得したタイミングとお店で購入した方が満足度が高いのではないか。

QRコード決済の規格も統一されていない

実はQRコードの規格も統一されていない。

決済アプリごとにQRコードを設定しているので、そのお店にそのアプリを導入していなければ別の決済アプリのQRコードでは決済ができない。

ということは、導入されているアプリを消費者側が合わせてあげないと一つ決済アプリを入れればこでも利用できるという環境にはなっていないので、行くお店によって決済アプリを確認し、その決済アプリを消費者側が準備することになる。

そんな面倒なことになるならまだクレジットカード出したほうが早いし、不便しない。

QRコード決済導入のメリットはお店側にある

このQRコードを流行らせようとしている背景にはお店側の導入コストの安さにある。

通常クレジットカードを導入する際に、機械の設置など最初の準備に多少費用がかかる。
しかし、QRコード決済であれば、特別読み込む端末は必要ない。

店舗側のアプリを導入すれば利用できるようになるので、設置負担が減る。

また、クレジットカードにて決済をする場合には店舗側でクレジットカードの読み込み端末にカードを読み込ませ、一定の時間と手続きが発生する。

この点、QRコード決済であればQRコードを読み込ませることで決済が完了してしまうため、店舗側でも手続きがかなり簡略され、消費者側にとってもスムーズな支払いが可能となる。

トータルで見た時に、QRコードを導入するメリットは店舗側に大きく、消費者側には少ない。

まとめ

QRコードによる決済は消費者側よりも店舗側にメリットが大きい。

消費者側にあまりメリットを感じる要素が少ないので、これからどれだけ広がるかはかなり疑問を感じるが、国としてもキャッシュレスによる決済が広がることを推進している点もあるので、流れとして現金による決済方法は縮小していく方向にあることは確実。

ただ、QRコードによる決済方法は一定の知識があればその設定方法も難しいものではないが、苦手な人にとってはその設定さえも難しいと感じるだろう。

誰でもシンプルに支払いに利用できるというのがキャッシュレス化を進めていくために欠かせない要素だと考えると、クレジットカードや電子マネーの方が使いやすさには優位性があるように感じる。

これからQRコードが決済方法の主流となっていくのはちょっと考えにくい。

関連記事:日本のキャッシュレス化における課題を実生活でまとめてみた

関連記事:決済方法が多様化している中で決済市場のアツさに気づく



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です