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熊本電力に申し込みしたくなる評判
熊本電力は我が家が2年前から契約している新電力会社です。
これまで当サイトでも紹介している通り、地域でトップクラスに電気代が安くなる新電力会社の一つです。
私が調べた限りでは、地域で一番安い設定となっているエリアが多いです。
特に、電気使用量の多い家庭向けにメリットが大きくなる電気料金単価設定となっているので、家族の多い家庭や、もともと電気代の使用量が多いご家庭には確実にオススメできる電力会社です。
また、熊本電力では当初九州電力エリア、東京電力エリアのみが電気供給エリアでしたが、2020年より沖縄電力エリアを除くすべての電力エリアで電器の供給が可能となりました。
各エリアの電気料金単価についても、九州電力エリア、東京電力エリアと同じく、地域で一番安い電気料金単価を設定しているため、これから全国でも知名度が高まってくることが予想されます。
今地域大手電力会社を利用されている方は確実に今よりも電気料金が下がります。
また、すでに新電力会社を利用している方も、熊本電力に申し込むことでさらに電気料金が下がります。
我が家ではすでに2年間の電気代実績を集計していますが、九州電力から熊本電力会社への電気契約変更で年間約9%の電気代が節約できています。
九州電力エリアの新電力会社でこれだけ電気代を下げることができる新電力はほぼありません。
これまでは特定地域のみにしか電気供給ができなかった熊本電力ですが、今後は全国エリアで安い電気の小売が可能となりましたので熊本電力を利用し続けてきた評判や口コミをまとめていきます。

熊本電力の電気代実績
我が家の年間電気代紹介
最初に紹介するのが、我が家の年間の電気代です。
昨年度の電気代削減実績はこちらに紹介しています。
今回は2019年4月から2020年3月までの電気代削減実績です。
電気代削減実績
年月 | 熊本電力 | 九州電力 | 削減額 | 削減率 |
2019年4月 | 6,625円 | 7,147円 | 522円 | 7.3% |
2019年5月 | 6,255円 | 6,760円 | 505円 | 7.4% |
2019年6月 | 4,975円 | 5,421円 | 446円 | 8.2% |
2019年7月 | 7,996円 | 8,692円 | 696円 | 8.0% |
2019年8月 | 9,898円 | 10,970円 | 1,072円 | 9.8% |
2019年9月 | 8,396円 | 9,184円 | 788円 | 8.5% |
2019年10月 | 8,127円 | 8,869円 | 742円 | 8.3% |
2019年11月 | 6,813円 | 7,355円 | 542円 | 7.4% |
2019年12月 | 8,317円 | 9,091円 | 774円 | 8.5% |
2020年1月 | 10,760円 | 12,020円 | 1,260円 | 10.5% |
2020年2月 | 7,691円 | 8,349円 | 658円 | 7.9% |
2020年3月 | 7,564円 | 8,198円 | 634円 | 7.7% |
合計 | 93,417円 | 102,056円 | 8,639円 | 8.5% |
上記金額は燃料調整費、再エネ発電賦課金を含めた領収書の金額です。
今年も年間で8.5%の電気代節約ができました。
九州電力の電気料金単価では年間で102,056円、この電気契約を熊本電力に申し込みするだけで電気代は年間で93,417円に下がります。
削減率では年間8.5%になりましたので、もしこの削減率よりも高い削減率となる新電力会社があれば教えてほしいです。
熊本電力の気になる情報やデメリット
熊本電力の倒産の可能性
これだけ電気料金の価格競争力を持っていると、無理して電気代を安くしているのではないか気になります。
例えば、新電力会社の福島電力は当初順調に供給シェアを拡大していたものの急遽倒産となりました。
また、最近でもAKUBIでんき(あくび電気)も破産手続きとなり倒産しています。
仮に新電力会社が倒産となっても、他の新電力会社に申し込みするか、引き続き地域の大手電力会社等から電気の供給はされますが、利用者にとって面倒なことであることにはかわりありません。
そこで、気になる熊本電力の倒産の可能性を探るとホームページ上に財務状況が開示されています。
企業情報によると2020年1月期の売上高は12億5千万円、前年の7億1千万から大幅に売上を伸ばしています。
次に、財務状況ですが、IR情報より貸借対照表を見ることができます。
大事な部分が繰越利益剰余金の部分です。
2020年1月期で6回目の決算期を向かえていますが、この時点で繰越利益剰余金は39百万円となっています。
当初債務超過となっていた純資産も6年目にして急速に改善し、自己資本率は25%となっています。
直近2ヶ年の貸借対照表上では純利益も年間で3千万円~40千万円程度を確保していることもあり、順調に会社が拡大していることがわかります。
当面倒産するような心配はないどころか、2020年より全国エリアで電気供給を開始しているので、ますます会社の財務体質が改善されていくことが期待されます。
熊本電力の親会社
熊本電力には親会社があります。
この親会社がTakeEnergyCorporation株式会社という会社です。
このTakeEnergyCorporation株式会社はどういった事業をしている会社なのかと言うと、太陽光発電開発事業をメイン事業とし、太陽光発電事業に関する各種事業を展開しています。
また他の小会社として通信会社も所有しているので、熊本電力単体ではなく、グループ会社一体として事業を展開しています。
関連記事:熊本電力のwikipediaで株主から口コミまでを調べてみた
熊本電力の社長
熊本電力の社長は竹元一真さんです。
竹元一真さんはTakeEnergyCorporation株式会社の代表取締役社長であり、TakeEnergyCorporation株式会社の関連子会社の代表取締役も務めています。
創業前は株式会社SCSKや株式会社ライブドア、チームラボ株式会社等のIT系企業に務めていた経歴もあるので、熊本電力含めIT技術を駆使した効率的な経営や事業展開などをされているようです。
熊本電力の求人
事業を急展開させている証拠に、熊本電力では求人も広く募集しています。
給与も地方ではかなり厚遇の条件をホームページ上で公開しているので、それだけの条件を提示できるだけの実力を持った電力会社になっているということがわかります。
熊本電力の電気買取
熊本電力では卒FITと呼ばれる電気買取も行っています。
電気の小売では地域で一番の安い電気を販売していますが、なんと熊本電力では電気の買取も地域で一番の高額買取をしています。
例えば、九州電量の電気買取価格が7円/kwhのところ、熊本電力では12円/kwhで電気の買取をしてくれます。
これは、熊本電力で電気契約をすることが条件となっていますが、熊本電力から電気は安く販売してもらって、家庭で発電した電気は高く購入してもらうということが可能になります。
熊本電力のデメリット
それでは、良いこと尽くめの熊本電力を利用していて感じたデメリットです。
これまで2年間熊本電力を利用してきましたがデメリットを感じたことはありません。
もし感じていたら他の新電力にすでに切り替えています。
最初の熊本電力に契約を切り替える際には、熊本電力の支店が近くにないことやすべてがネット上からの手続きであることが気になっていましたが、そんな気になっていたことも今ではすっかり忘れています。
とにかく、安い電気を使いたいという目的と安い電気を供給してくれているということだけで、支店が近くにないやネット上でした手続きができないという心配はまったく必要ありません。
また、最近ではネット上からの情報開示にも積極的になってきているので、自分が確認したい時にすぐにネットから情報を確認できるというのがメリットにもなってきています。
低圧電力に強い熊本電力
熊本電力が特にシェアを広げているのが低圧電力といわれる部分の電気小売です。
低圧電力とは家庭や小規模の事業所で使われる電力契約で、大規模な施設で使われている電気は高圧電力として分けられています。
電気の販売額を一気に上げたい場合、高圧電力の契約を多く獲得すれば電気の販売額を急激に伸ばすことも可能ですが、一方で高圧電力の解約が起こると一気に販売額が下がるリスクもあります。
その点、熊本電力が強みとしているのは低圧電力の小売です。
家庭や小規模事業所向けの電気小売なので、ロットが小さいため急激に電気の販売額を増やすことは難しいですが、コツコツと積み上げていくことで、比較的安定した販売額を維持することができます。
また、高圧電力は毎年電気料金の比較をされる企業もあるので、入れ替わりも激しく、毎年毎年常に比較企業の中で一番を競わないといけません。
一方で熊本電力のように低圧電力に強みを持っていると、毎年比較する家庭や小規模事業所は多くはないため、契約の獲得ということに力を向けやすく、より効率的な経営ができるようになっています。
事業が効率的に運営できるようになると、企業にも利益が残るのはもちろんのこと、より安い電気料金単価の維持が可能となるので利用者にもその恩恵が返ってくることも期待できます。
企業も利益がでないと事業を続けることはできないので、熊本電力が稼ぎつつ安い電気料金単価を維持してもらうことが利用者としても望まれるところです。

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