医療従事者のコロナ対策について現状を語る

医療従事者のコロナ対策と現状




医療従事者のコロナ対策について

世間でいまだに落ち着かないコロナウイルスですが、このコロナ対策について地方の病院で起こっている現状を語ります。

毎日テレビで見聞きするコロナウイルスへの対応ですが、地方の病院では今でもその対応に苦慮しています。

テレビではコロナウイルスと最前線で戦っている指定医療機関の医療従事者が紹介されていたり、感染症病床の担当医療従事者が冷静な対応で患者さんの治療にあたっている様子が映し出されていますが、あの姿で取り組めているのは本当に最前線で戦えるだけの組織を普段から作り上げていた医療機関だけです。

そのへんの病院ではとてもあのような対応は取れません。

テレビで映されている病院の様子はほんの一握りの病院の状況です。

今地方における病院のリアルな姿はあたふたしている状況しかありません。

地方病院のリアルな姿

地方病院ではそもそも感染症対応の病床を持っている病院はかなり少ないです。

陰圧室がないといけないやら、普段使わない病床として感染症病床を持つためにはそこに大きなコストを投下できないので、結果感染症病床を確保することは地方の病院には難しいことです。

また、感染症に対しての知識も一般の方よりはあったとしても、テレビで写っている医療機関のような専門の知識を持った医療従事者もかなり少なく、実際にこの地方でコロナウイルス感染症による患者さんが発生したら、院内がパニックになることが予想されます。

さらに、今は医療物資の問題もあります。

特にマスクがここ最近では急速に需要が高まり、その確保が難しくなっていますが、マスク不足の際は直接患者さんと接する医療従事者はマスクを付けますが、我々のような事務方の職員まではマスクが回ってきませんでした。

だから自分で用意しない限りマスクはありません。

マスクが回ってきていた医療従事者さえも2日に1回、3日に1回でマスクの交換をしていたので、当然直接患者さんと接する機会の少ない事務職にはマスクは供給されないような状況でした。

今は少しマスクの供給が増えてきたので以前よりはマスクの使用方法も緩和されてきましたが、それでも我々事務職までにはマスクは供給されていないのが今の状況です。

また、病院ではマスクだけではなく手術時に使用するガウンが不足するという事態も発生してきており、これまで使い捨てのガウンを利用したいたものを布製のガウンを急遽調達したり前線で戦う医療従事者へ物資を供給するために必死になって医療材料の確保を急いでいます。

副次的に発生している問題

直接の影響とは別にさらに二次的に起こっていることもあります。

それは、救急車の受け入れにも苦慮してます。

もしも救急車で受け入れた患者さんがコロナウイルス感染症であったらどうするかというときの対応が取れていません。

私の病院では外科系の救急を受けることがメインですが、時おり内科的な救急も受けます。

その際にコロナウイルス感染症の患者さんと予想される時にどのような対応を取るか。

これが決まらないと救急の受け入れも難しくなります。

その結果、病院全体の病床の稼働率は下がり、病院の収入は下がります。

しかも、このコロナウイルスによって外来の患者さんも減少中で、外来からの入院患者も減少。

医療物資の不足とコロナウイルス感染対策により、一部緊急を要さない手術は控えるようにもなってきており、病院の収益も大きくコロナウイルスの影響を受けています。

患者さんが確保できないと病院の収入はありません。

病院の収入が少なくなると病院の運営は厳しくなります。

結果、地域で必要な医療を提供できなくなる可能性も出てきます。

正直、コロナウイルスの受け入れをしている医療機関は本当にすごいです。

コロナウイルス感染の患者さんを受け入れつつ、病院の収入を確保していくのは難しいです。

コロナウイルス感染の患者さんを受け入れた時点でその病院からは患者さんが離れていくことでしょう。

そうした時、短期的には病院の運営は続いたとしても、長期的には相当なダメージとなることが想像されます。

こんなことは地方の病院ではできません。

病院の経営が落ち込むことは医療の提供が難しくなるだけではなく、そこで働く医療従事者、その家族にも十分な待遇を与えることができなくなることにもつながってきます。

だから、今コロナウイルス感染症の最前線で戦っている病院や医療従事者には最大限の補償をしてほしいと個人的には思います。

医療従事者への差別はやめて欲しい

一部コロナウイルスに関わる医療従事者への差別があるとも報道で見ると、辛くなります。

私自身も間接的ではありますが医療に関係しています。

まだ地域でコロナウイルスが発生していないからこそ今までと変わりない生活ですが、もしこの地でコロナウイルスが発生したとなると状況は変わるでしょう。

そして今医療従事者への差別が都市部を中心に発生しているというのを聞くと、心が痛みます。

誰もコロナウイルスには感染したくないですが、医療従事者としての覚悟を決めてそこに立ち向かっているわけです。

それも十分とは言えない待遇で立ち向かっている医療従事者もいます。

気持ちはわかりますが、早く当たり前の日常が戻ってくればいいなと願うばかりです。

 



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