職場に新型コロナ感染症が発生した時の対応について

職場に新型コロナ感染症が発生した時の対応について




職場に新型コロナ感染症が発生

ここ数週間で急激に患者数を増やしてきている新型コロナ感染症ですが、もしも新型コロナ感染症に罹患した社員が発生したらどう対応するか考えていますか。

なんとなく濃厚接触を疑う社員にはPCR検査をまず受けてもらってというシナリオとその後の会社の営業をしばらくストップさせるというストーリーを考えているのではないでしょうか。

実際に新型コロナ感染症に罹患した社員が発生したときのシナリオはよく考えておかないと「もしも」はすでに「もしも」ではなくなってきています。

ここ鹿児島でもクラスターによる集団感染で県内の至るところにその影響が広がっており、新型コロナ感染症が発生した企業では自ら社員が新型コロナに感染したことを公表し、その後の対応について案内をしている企業もあります。

もはや新型コロナは「もしも」の話ではありません。

そんな状況にあって、新型コロナ感染症が発生した際の対応について考えておきたいことをピックアップしていきます。

新型コロナ発生時の対応について考えておきたいこと

その1 どこまでPCR検査をするか

新型コロナ感染症が職場で発生した際に一番最初に考えるのは誰が感染しているかでしょう。

感染者からの濃厚接触者となるとどの範囲になるのか。

同居している家族は濃厚接触者となりそうです。

では職場ではどの範囲までを濃厚接触者とするのか。

これは保健所にまず相談をしましょう。

中には職場の社員全員にPCR検査を受けさせるという職場もありますが、PCR検査を受けるということはイコール「濃厚接触者」という取り扱いになります。

PCR検査も1件で20,000円前後の費用が発生する検査になりますが、それ以上に安易に受けられる検査ではありません。

濃厚接触者と判断されてから受けることになる検査がPCR検査になるので、その辺のクリニックに行って、「PCR検査受けたいんです」と行ってもまず受けることできません。

原則、濃厚接触者という判定がされてからPCR検査は受けることになるので、保健所に相談しながら、濃厚接触者の範囲を決めて、PCR検査を社員に受けてもらうことになります。

その2 会社で新型コロナ感染症が発生したことを公表するかどうか

新型コロナが発生したとき会社で気になるのは風評被害です。

風評被害を恐れて公表するべきかどうかを悩みます。

飲食店や病院などクラスター発生の可能性がある場合はどうしてもメディアや公共機関がその名前を公表して感染拡大を防ぐ対策を取りますが、まだクラスター発生の状況でもない場合に、会社に新型コロナ感染者が発生した際はその判断に悩むことになります。

これについては、その地域における影響の大きさで判断してみてはどうでしょうか。

その発生地域において比較的多くの社員を雇用している企業であれば公表せざるを得ないでしょう。

公表せずとも社員が多い企業の場合は情報はすぐに漏れていきます。

勝手な噂が無秩序に広がっていくよりは、素直に公表した方がその後の影響が少なくなるでしょう。

その3 世間は想像以上に新型コロナに敏感である

新型コロナ感染症について、基本的には濃厚接触者でなければ、PCR検査をすることはありません。

ということは、一つの会社で新型コロナ感染症が発生しても、その発生した部署がまったく別の部署で感染者とほとんど接触することがなければ濃厚接触者でもなければ新型コロナ感染症を疑うことはありません。

しかし、世間は一つの会社で新型コロナ感染症が発生したらその会社全体が新型コロナ感染症の疑いを持ちます。

中には配偶者の会社から出勤停止を言い渡された、子供が登校を拒否された、PCR検査で陰性が出ない間は出社、登校をしてはならない等、びっくりするような対応を取るところもでてきます。

一番驚く対応は、同居もしていない親戚程度の関係しかないにも関わらず、職場からPCR検査で陰性が出るまで出社を拒否される例もあります。

本来は100の対応で良いところに3倍、5倍、時には10倍以上もの対応や対策を求めてくることもあります。

最初に記したように、PCR検査は濃厚接触者と判断されてようやく受ける検査になるので、PCR検査を受けていない以上は濃厚接触者ではなく、出社や登校を拒否される必要はありません。

しかし、世間は新型コロナをそれだけ恐れており、意外とその対応に苦慮することもあります。

新型コロナは終わらない

新型コロナはこれからも終わりはありません。

治療法やワクチン、薬が開発されて、風邪やインフルエンザと同じように多くの人は助かるレベルになることを待つしかありません。

仮に新型コロナが終わるとすると、それはメディアが新型コロナの話題を取り上げなくなったときでしょう。

毎日のように感染者の数をテレビで騒ぎ立てている間は新型コロナはずっと恐怖の対象であり続けるし、特別な存在で有り続けるでしょう。

これまで通りの生活を求めるのであればコロナと共存していくことは避けることはできません。

私達一人ひとりが今できることは 1.マスクをする 2.手洗いうがい手指消毒 3.密を避ける これを意識して心がけることです。

そして、治療法やワクチン、薬の開発を待つことです。

ウイルスの存在はゼロにできない以上、新型コロナの存在とそのウイルスとの付き合い方を正確に理解して実践していくことしか今はできません。

一番怖いのは誹謗中傷

ここ数週間で急激に新型コロナの感染者は増えてきていますが、人の動きが活発になれば新型コロナ感染症も増えることは想像できたことです。

いくら世間で推奨されている対策をとっていたとしても、人が動くと感染確率をゼロにすることは不可能です。

ただ、その感染水準を低く保ちながら、医療需給の逼迫を抑え、一般的な風邪のように治療ができるようにしていくことが今目指すところで、最近でも一時期のような重傷者が増加し、医療状況が逼迫する状況は避けられています。

今後新型コロナがより一般的な感染症疾患になってきた時に一番恐れるのが他人からの誹謗中傷です。

今でも誹謗中傷が一番恐怖です。

自分自身が新型コロナに感染したくないあまりに、新型コロナに感染した人、またはその近くにいた人たちを極端に避けようとする、会社に発生すればその会社の商品やサービスを極端に避けようとする、これが一番怖いです。

社会的に排除され、中にはその地域に住めなくなり引っ越しをしてしまった、そして感染リスクが高い会社は人の流れが止まってしまい、会社自体が社会から排除され従業員は職を失う、こんなことが実際に起こっています。

ウイルス感染である以上、明日は我が身です。

いつどこで感染する可能性があるかは、あくまで確率です。

今はたまたま感染していないけれども、いつかは感染する可能性はあります。

ただ、感染する時期が早かったか、遅かったくらいの違いでしかありません。

不幸に早い段階で感染してしまうと今の状況であれば過剰に反応されてしまい、社会的に排除される可能性が高くなります。

全体で覚悟が必要

今すぐにこの状況を変えることはできません。

ただ、たまたま新型コロナ感染症に罹患してしまい、健康面ではもちろん、社会的にも大きなダメージを受けてしまっている人がいる状況を見ていると、これを社会がどのように受け入れていくか考えたとき、必要なものは覚悟でしょう。

できるだけ自分は助かりたいと考えている人が多い以上、社会的な誹謗中傷は発生します。

でも、自分だけが助かりたいと思っていても一旦感染症に罹患してしまうと、たちまち誹謗中傷の対象となってしまうのです。

「コロナはなくならない」という覚悟のもと、今は罹患していないけどいつか自分が罹患する可能性はあるという覚悟が決まっていれば、今新型コロナ感染症で苦しんでいる人たちのことを誹謗中傷することはできません。

新型コロナによって他人を誹謗中傷の対象とするのではなく、新型コロナについて今わかっていることを理解し、その対策や対応について正確に理解することです。

新型コロナが恐怖の対象となっているのは、未知の部分が多いことが大きな原因です。

しかし、ここ数ヶ月で新型コロナについてわかってきていることもあります。

その情報を正確に理解して、自分ができる範囲のことを素直に実施していくことがこれからの生活になっています。

明日は我が身であることを忘れずに。

関連記事:医療従事者のコロナ対策について現状を語る



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です